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テーマ:ニュース(100349)
カテゴリ:その他中国企業
LONGi(隆基楽叶光伏科技有限公司/LONGi Green Energy Technology Co., Ltd.)は、両面発電タイプの太陽電池モジュール(太陽光発電パネル)の累計出荷量が10GWに達し、また生産量も2020年末までには12GWに達する見込みとなった。 両面発電モジュールは現在、モジュールの技術進歩の中で一層成熟した技術の1つになった。製品自体の低いLID(Light induced degradation、光誘起出力低下)と高い変換効率の恩恵もあり、現在、太陽光発電(PV)業界を席巻する最新のトレンドになっており、そして近いうちに標準的な技術となると思われる。 LONGiは2017年、両面発電モジュール「Hi-MO 2」でこの技術をいち早く推進するモジュールメーカーの1つとなった。2018年にハーフカットセル技術と両面発電セルを搭載した「Hi-MO 3」が発売され、さらに2019年には両面発電モジュールが広く普及し、166㎜新規格ウエハを採用した高出力「Hi-MO 4」モジュールがPV市場の破壊的プレーヤーとなった。グリッドパリティ時代が近づく中、2020年は新製品「Hi-MO 5」両面発電モジュールが発売され、世界中の公共事業規模の太陽光発電所に提供されている。 LONGiは技術革新への強いコミットメントにより、2017年にPERC技術をベースとした両面発電モジュールの量産を成し遂げ、中国の「トップランナープログラム」に採用された。同社の両面発電モジュールは、エジプト・アスワンの390MW太陽光発電所のプロジェクトから、米国ジョージア州の224MW発電所まで、世界中で幅広く導入されている。 LONGiの調査によると、両面発電モジュールの市場シェアは拡大が見込まれ、生産量が増えると両面発電モジュールの裏面側の生産で生じる追加コストは、平準化発電原価(LCOE)の低下と収益性の向上により相殺できる。 新設されたセルとモジュールの生産ラインを利用して、Hi-MO 5モジュール(M10規格ウェハ)は2020年6月にデビューした。この新シリーズの高出力モジュールは、超大型の太陽光発電所向けに開発され、最大出力540W、変換効率21.1%で、性能と長期信頼性の両方を実現している。
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Last updated
2020.11.25 13:48:50
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