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2021/03/17(水)16:43

米国の太陽光発電市場、2020年導入量が19.2GWと43%増

市場動向(268)

 米国の太陽光発電市場は、2020年に新たにグリッドに接続された発電設備容量が19.2GWと、2019年の13.3GWに比べて43%増加した。太陽エネルギー産業協会(SEIA)とウッドマッケンジーが発表したUS Solar Market Insight 2020 Year-in-Reviewで明らかにした。  2020年の住宅市場の新規導入量は、2019年から11%増加して記録的な3.1GWに達した。2020年前半の新型コロナの感染拡大により住宅設備が大きな影響を受けたため、2019年の18%の年間成長率よりも低かった。非住宅市場は2019年から4%減少し2GWが設置された。パンデミックは、プロジェクトの相互接続の遅延と開発スケジュールの延長を通じて、この分野に影響を与えた。  ユーティリティ規模の分野は、2020年第4四半期に導入されたプロジェクトの歴史的な6.3GWがあり、年間合計は14GWに過ぎない。2020年第4四半期に合計5GWの新しいユーティリティ太陽光発電購入契約が発表され、2020年のプロジェクト発表量は30.6GWになり、ユーティリティ規模の契約パイプライン全体は69GWになった。2020年の最後の日にITCが2年間延長された結果、2021年から2025年の予測では展開が17%増加した。  太陽光発電は2020年に2年連続で、追加された新しい発電能力のすべての技術をリードし、全体の43%を占めた。ウッドマッケンジーの10年間の予測によると、米国の太陽光発電業界は今後10年間で新規導入量が324GWに達し、累積発電容量が419GWに達する。  2020年第4四半期の新規導入量は8GWで、米国の太陽光発電の歴史の中で最大の四半期を示した。見通しとして、米国の太陽光市場は2015年全体で7.5GWの新しい容量を追加。2020年の新規導入量は2019年から43%増加し、2016年に設定された米国の太陽光発電市場の従来の記録である15.1GWを突破した。  ウッドマッケンジーがU.S. Solar Market Insight report seriesの一部として長期予測を発表したのはこれが初めて。2030年までに、ウッドマッケンジーは、稼働中の太陽光発電システムの合計容量が4倍以上になると予測している。 ​市場動向の関連記事​​

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