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テーマ:ニュース(100492)
カテゴリ:その他欧州企業
自動車および産業機械分野のグローバルサプライヤーであるシェフラーは、再生可能エネルギー業界で世界的大手のStatkraft Markets GmbHと長期の電力購入契約(PPA)を締結した。2023年以降、Statkraftから太陽光を利用した電力の供給を受ける。 Statkraftからの電力供給量はシェフラーがドイツで必要とする総電力量の11%に相当する。これは、2030年までに自社の生産施設(スコープ1およびスコープ2)での気候中立の実現を目指すシェフラーにとって、より大きな一歩になる。 また、シェフラーは、サプライチェーンの上流(スコープ3)でも同様に気候中立の取り組みを進め、2040年までに気候中立を完全に達成することを目指している。Statkraftからの電力供給量は、ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハのフランコニアの町にあるシェフラーAG本部工場で必要な年間電力量にほぼ相当する電力が供給される。 シェフラーは、サステナビリティを特に重視しており、パリ協定で定められている「1.5℃」目標の達成を重要事項と捉え、その主要な役割を担うべく、会社全体にわたる野心的な気候目標を掲げてこれに取り組んでいる。シェフラーは、2030年までに自社の生産施設での気候中立(スコープ1およびスコープ2)の実現に向け、まず排出量削減手段を講じると同時に再生可能エネルギーを利用する。 そして、2025年までに生産排出量の4分の3の抑制を目指す。例えば、シェフラーは、エネルギー効率プログラムにより、2022年から年間でおよそ47GWhの節電を達成する見込み。 2020年以降はドイツの全生産拠点で、さらに2021年以降はEU域内の全生産拠点で使用された電力の100%が再生可能資源由来の電力。2024年までには、シェフラーの全世界すべての拠点で使用する電力の100%を再生可能資源由来の電力とする予定。 今回のStatkraftとのプロジェクトは、今後、シェフラーグループが再生可能エネルギーの利用促進を目指してグループの生産施設を対象とした電力購入契約を締結を進める上で、さらに一歩を踏み出す契機となる。
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Last updated
2022.09.13 09:33:38
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