|
テーマ:ニュース(100406)
カテゴリ:その他中国企業
LONGi(隆基緑能)は、タイの太陽光発電関連企業であるシンビオール・ソーラー社およびブルー・ソーラー社と提携し、タイのチク島に完成した 「太陽光発電(72kW)+ 蓄電システム(266kWh)+発電機(60kVA) 」を備えたマイクロ・グリッドシステムに高出力太陽電池モジュールを提供した。 チク島リチャージプロジェクトは、リチャージ・エナジー社の創業者であるタナイ・ポティサット氏が主導し開発したもので、シンビオール・ソーラー社とブルー・ソーラー社が出資した。チク島リチャージは、システム構築以外にも地域コミュニティにおける料金体系の設定と日常運用管理の向上も推進した。そして、同プロジェクトは、タイの無電化の島を電化させるための新世代のマイクロ・グリッドと、民間コミュニティとの社会的事業モデルの概念実証のモデルケースとなった。 チク島は、チャンタブリー県にある小さな漁師たちの島で、また、タイで最初に再生可能エネルギーのマイクロ・グリッドを構築した島の一つでもある。昔は主にディーゼル発電から電力を得ていたが、2004年に最初のマイクロ・グリッドプロジェクトが多額の補助金を受けながら完成した。しかし、それでもまだ約90%の電力はディーゼル発電によるもの。 その後、島の電力負荷と消費傾向について詳細に調査した結果、最適なシステムは、72kWの太陽光発電、266kWhのリチウムイオン蓄電システム、バックアップ用ディーゼル発電機で構成されることが望ましいことが分かった。そしてそれを実現した今回のリチャージプロジェクトのシステムでは、ディーゼル発電の代わりに蓄電システムを使用することで、電力負荷の95%を太陽光発電により提供することが実現できる。 新しいシステムの導入により、発電コストが当初の30~50バーツ/kWhから13バーツ/kWhに削減され、毎月のディーゼル消費量が2,000リットルから240リットルへと約80%削減された。さらに注目すべきは、リチャージプロジェクトが、CO2排出量の削減と環境へのプラス影響をグローバル企業に売り込むことに成功し、小売電気料金のリベートとして1バーツ/kWhが地域コミュニティに還元されたこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.27 10:13:05
コメント(0) | コメントを書く
[その他中国企業] カテゴリの最新記事
|