リソルグループ、茨城と広島でソーラーカーポート事業を推進
リソルグループのリソル土地開発(福島県石川郡)は、環境負荷軽減を目指した“ソーラーカーポート”を「スパ&ゴルフリゾート久慈」(茨城県常陸太田市)で1月26日に稼働を開始した。 リソルグループが進める“ソーラーカーポート事業”は、ゴルフ場の駐車場に太陽光発電設備を搭載したカーポートを建設し、発電した電気をゴルフ場クラブハウスに送電し施設で自家消費するもので、環境省の補助金採択事業として取組んできた。 スパ&ゴルフリゾート久慈は、太陽光パネル出力108kW、パワコン出力100kW、駐車場台数40台分で蓄電池容量65kWh。年間発電量11万6,271kWhと約27世帯が1年間に使用する電気使用量に相当、再エネ消費比率(1年間の電気使用量に対する発電量)は約8~9%。CO2削減効果は年間63トン(杉の木約4,400本が1年間に吸収するCO2量に相当)。 同事業は、「施設への送電で“脱炭素化”に貢献」「安全性と利便性に配慮した設計」「顧客サービスの向上にも寄与」「クリーンエネルギーを活用したEV充電器の設置が可能」などの特徴があり、将来は災害時の非常用電源としての活用や、今後普及が見込まれる電気自動車(EV)の充電用バッテリーなどの活用を視野に事業を推進する。 なお、リソルグループゴルフ場の「中京ゴルフ倶楽部 石野コース」「瀬戸内ゴルフリゾート」でも導入計画を進めており、さらにグループゴルフ場をモデル設備とし、他社ゴルフ場などへの販売準備(企画監修)の検討もしている。 中京ゴルフ倶楽部 石野コースは2023年2月完成予定で、太陽光パネル出力205kW、パワコン出力200kW、駐車場台数76台分。年間発電量22万6,970kWhで約52世帯が1年間に使用する電気使用量に相当し、再エネ消費比率約18~19%。CO2削減効果は131トン(杉の木約9,100本が1年間に吸収するCO2量に相当)し、クラブハウス内にEV充電器が設置されている。 瀬戸内ゴルフリゾート(広島県竹原市)は2月完成予定で、太陽光パネル出力151kW、パワコン出力150kW、駐車場台数56台分。年間発電量17万4,249kWhで約40世帯が1年間に使用する電気使用量に相当し再エネ消費比率約18~19%。CO2削減効果100トン(杉の木約7,000本が1年間に吸収するCO2量に相当)。その他日本企業の関連記事