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はじめのいっぽのてまえ

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2017.10.23
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 ■レビュー内容
 

「エフェ…起きてよ。頼むからサ…ヤだよ、ねぇ」
 ジリオラがエフェラの存在の大きさに気付いて泣く…、エフェラの苦労も報われるって思ったのも束の間。何でかなぁ、バローシュに…、おまけまでついて…。少しはエフェラを労わってやれよ、「誰のためにこんな旅に出て、こんな目に遭ってると思うんだよ」まだまだエフェラの苦労は続く。

 

■あらすじ【ネタバレ注意】■

 海の上を6日間、絨毯は飛び紫の大陸ザーンへ到着する。さらに陸の上を飛び、塔のある神殿の庭園らしき広い場所に降り立つ。しかし、誰もいない。食料と水の確保もままならない中、動き回ることは避け夜営することに。翌朝、やっとお出迎えが来る。ストロークと名乗った青年は二人を街らしき場所へ連れて行き、部屋をあてがい食事と休養をと言いうが、さらに3日間何事も起こらなかった。
 やっと、ストロークがやって来て議場へ案内すると言う。ザーン人の政治の場、百人委員会の議場である。二人は、6人のザーン人の出迎えを受け、うち一人が百人委員会の議長フォーと名乗る。フォー議長はジリオラをムアール帝国皇女と呼び、エフェラをハマーラ・ギルドの者と呼ぶ。二人はそろって否定の声を上げ、エフェラがこの事態の説明を求めると、フォー議長は話し合いで解決したいと議場へ案内する。
 議場に大勢のザーンの魔術士が集っていた。ジリオラは、ハマーラ、ムアール、エックブルト、マイセル、リィラの子、そして自分に何故干渉するのかと問う。エフェラは百人委員会の押しつぶすような堅固な意思、圧迫感にさいなまれていたが、ジリオラは感じていないようだった。委員会は必要なこと言い、それを理解するために神々の聖堂にジリオラを誘うと言う。ジリオラは迷わず行くことにする。
 フォー議長に案内され神々の聖堂へ向かい、祭司長シニラと会う。シニラは二人を聖堂へ招き入れる。二人は双頭の竜ジーグが凍結しているのを見る。ムアール帝国の真の紋章は、オカレスク大帝がこれを見て作った物だった。シニラはオカレスク大帝のことを話し出す。神々の聖堂でザーン人がハマーラに行ってきた干渉を全て知ったオカレスク大帝は、ザーンを支配しようとせずハマーラ・ギルドの独立、ザーンの百人委員会のハマーラへの不干渉、そして夢石を要求する。ムアール帝国のにある夢石の玉座は、その時持ち帰った夢石で作られたものだった。「場」を制することが出来る夢石の玉座はハマーラを安定させる要で、オカレスク大帝の血統の者でしか機能せず、ロディラ帝は余命いくばくもない。唯一オカレスク大帝の血を引くジリオラが継ぐべきものだった。シニラは、ジリオラに帝位を継ぎハマーラの人々を安寧に導けと諭すが、ジリオラは承知しない。ジリオラは、ロディラが玉座にあっても争いは無くならなかった。争いは夢石の力に関係なく人々が起こすものだと言う。
 ジリオラは話を切り上げエフェラと出て行こうとすると、シニラの態度が変わり強硬手段に出る。シニラに背を向け出て行こうとするジリオラの背を守るようにエフェラが立ちはだかるが、シニラはジリオラに強力な暗示をかける。二人は意識を失う。ジリオラは意識の中で名を呼ばれる、ジリオラと。だが、エフェラはジリオラとは呼ばない。必死に抵抗しエフェラを探し、ジーラとかすかに呼ぶ声を聞く。ジリオラの意識が戻る。近くで、シニラとフォーの話し声がする。「暗示をかけたが支配下に置くにはもうしばらくかかる」と。二人が出て行くとジリオラは、エフェラを見つけるが意識がない。絶壁の下に河が流れているのを見つけ、意識のないエフェラを自分の体とくくりつけ河へ飛び込む。ジリオラは必死に泳ぎ、聖堂から脱出に成功する。
 そのまま河を下り数日が過ぎるが、エフェラの意識は戻らない。ジリオラはどうしたらよいか分からない。考えることはいつもエフェラがしていたのだと気付く。自分のわがままでエフェラがこうなってしまったのではないかという思いから、涙がこぼれる。エフェラを前に祈るジリオラに答えるようにジリオラと心に響く。エフェラではない。顔を上げ辺りを見回すと、ジリオラの腕の中にオーリンが飛び込んでくる。後を追って、バローシュ、ユーリックと姿を現す。ジリオラは安堵からバローシュの腕の中でエフェラを助けてと泣き叫ぶ。ユーリックがエフェラの手を取り、呪文を唱え始めると、ジリオラにエフェラを呼べと言う。ジリオラはエフェラの名を叫ぶとエフェラは意識を取り戻す。
 ユーリックらと合流し数日が過ぎるが、ザーンの追っ手は襲っては来なかった。バローシュが手配した船に乗り紫の大陸を離れる。ユーリックは、この大陸はザーンにとって聖域、襲ってくるのはこれからだと言う。ユーリックと共に来た魔術士スタークとローリンが風を操り帆に風を送る。数日後、嵐がやって来る。ユーリックらの魔術でも風が操れない、ザーンの攻撃に他ならない。ザーンの追っ手半人半魚の巨人が船を襲い、その背後には白い魔術師がいる。ユーリックが魔術を使い対抗、バローシュの銛に魔術をかけ巨人に向かい放つと巨人の一つ目に銛が吸い込まれ、撃退に成功する。しかし、船は半壊状態、残りのソレンジュの葉を使い船の修復をする。船は海流に乗ってハマーラ大陸の沿岸にたどり着くが、黒死海が近づくと船影が見える。マイセル大公子の政敵のシェスル候の艦隊、ザーンが手をまわしシャーガン公が協力したのだった。ソレンジュの葉を使い果たしてしまったユーリックら魔術士には大掛かりな魔術はもう使えない。目的はジリオラだと判断したバローシュは、ジリオラ、エフェラ、オーリン、ユーリックと魔術士らを小舟で脱出させ、自身は囮として艦隊へ向かって行くのだった…。
 ジリオラらはホッド侯爵の屋敷にいた。リィラ大公子妃は無事に男児を出産していた。ザーンのリィラへの干渉は無くなったが、エッグブルトの水晶宮殿にはザーンの結界がありエックブルトへの干渉は続いていた。ジリオラらを救ったバローシュら海賊たちは処刑されてしまったが、その中にバローシュの姿はなかった。おそらく水晶宮殿内に捕らえられているのではないかと思われた。グルク老は、水晶宮殿へ入り込み結界を破る策を立てる。水晶宮殿に入り込んだジリオラ、エフェラとオーリンは、シャーガン公を人質にとりバローシュが捕らえられている水晶迷宮に入る。それはシャーガン公の罠だった。3人はバローシュを探し水晶迷宮内に入るが出られなくなってしまう。だが、エフェラはここがザーンの結界内だと察知しており、グルク老から託された杖で結界を破ることに成功する。しかし、迷宮内のバローシュはなかなか見つからない。するとユーリックがエフェラを通じて、風の呪文を唱え迷宮を破壊する。ジリオラとオーリンが瀕死のバローシュを助け出す。ジリオラはオーリンに助けを呼んでくるよう言うが、バローシュが助からないことに気付いていた。最後の時間を二人だけで過ごす。エフェラらはバローシュの遺体の側で放心するジリオラを見つける。
 水晶迷宮の崩壊から3か月が過ぎる。ほとぼりが冷めるまでホッド侯爵の屋敷で過ごし、また3人での旅を再開していた。相変わらずいざこざに巻きもまれる二人だったが、最近ジリオラの動きが鈍いのをエフェラが心配する。バローシュの死がまだ尾を引いているのかと訊ねると、ジリオラはバローシュの子がお腹にいると言い出す。エフェラはあっけにとられ絶句する…。






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Last updated  2017.10.23 14:10:11
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 知りたい人@ この映画大好きです。 いい映画紹介されていますね。 私もこの…
 きん☆ぎん☆すなご@ Re[1]:『どら平太』(11/09) たこちゃん★~KIREI~を知りたい!さん。…
 たこちゃん★~KIREI~を知りたい!@ Re:『どら平太』(11/09) はじめまして。 私も、どら平太を見まし…
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