はじめのいっぽのてまえ

龍狼伝　王霸立国編（4） （講談社コミックス月刊マガジン） [ 山原 義人 ]

 ■レビュー内容
　

　「ソフィアとの融合は余計だったかしら」
　心臓が握りつぶされた…、ではなかったらしい。復活したら急に強くなるのもズルいような気はしますが、まぁもう無敵状態です。仲達も動き出し、面白くなってきました。

■あらすじ【ネタバレ注意】■

　破凰ガザンの力を持ってしても神の聖杯に抗しきれず、志狼は意識を失うが、それがガザンのの思惑だった。ガザンは志狼の体を乗っとり、神の聖杯を排除する。しかし、ソフィアの意識が入り込み志狼の意識を再構築、首領ドミヌスの一撃により、ガザンの意識を追い出し志狼の意識が戻るのだった。首領ドミヌスが志狼に襲い掛かるが、ソフィアの力をも手に入れた志狼は一蹴、ドミヌスは逃亡するのだった。
　曹操は、皇帝にとらわれた真澄を救出することを理由に挙兵、皇帝を排除し真澄を皇帝に祭り上げ自ら丞相になることを画策する。その障害となる劉備のもとに曹丕を使者に送る。曹丕は劉備に真澄救出に加勢するよう進言するのだが、孔明は漢朝廷に弓引くことは劉備にとって致命的となることを理解していた。
　曹操が挙兵したことを知った志狼は、新野をソフィアと呂烈に任せ許都へ向かうのだった。
　そのころ、呉の孫権のもとに仲達が訪れ、曹操を討つべく挙兵を促す。孫権は連戦で戦力がないことを懸念するのだが、仲達は呉の南部で内乱を起こしていた首領の首を差し出し、呉が漢王朝を牛耳る好機だと諭すのだった。