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はじめのいっぽのてまえ

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2019.05.03
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 ■レビュー内容
 

 「誰が疑わなくても私だけは、私の王たるべき資質を疑っている」
 鈴、祥瓊、陽子の心情の移り変わりがグッときます。陽子と景麒の絆もより強くなっていく。虎嘯が昇紘を討つ理由ってのが正義感振りかざしてなくていいです。三者のそれぞれの話が、一つにつながっていく構成がとても気持ちがいい。祥瓊と鈴が住民と虎嘯らを説き伏せる場面、陽子が景麒に乗って迅雷を叱責する場面、初勅を言い渡す朝議の場面、どれも爽快で、お気に入り。
 アニメでもとても面白くて好きな話ですが、浅野がいないことと昇紘がダメダメな悪党ってとこらへんが決定的に違います。浅野がいない方が辛い話が長々と続かないのでいいかな。あと、祥瓊が楽俊に会いに行ったり、鈴が才へ向かったりっていう話もない。遠甫が松柏で鞘を作る話もなかったし、玉葉も鶯嬌も出てこんかった。

 

■あらすじ【ネタバレ注意】■

 鈴は、清秀を轢き殺した郷長昇紘とそれを飼う和州候呀峰という二人のケダモノの存在を知り、それを見逃す景王を許せない。それは、清秀を守れなかった自身に向けられた怒りだった。清秀の仇を討つため、冬器と騎獣三騅(さんすい)を手に入れる。宿を探していると清秀を葬る時に声をかけてきた少年夕暉(せっき)に誘われ宿をとる。宿には虎嘯(こしょう)という夕暉の兄もいた。数日、郷城周辺を探索し昇紘の動向を探り、ある夜、郷城へ忍び込むため三騅を連れ宿を出るが、虎嘯が鈴を止めるのだった。虎嘯は、自分たちは昇紘を狙っているから、仲間になれと鈴に言うのだった。そうして虎嘯らの仲間になった鈴は、宿の手伝いやら武器調達の荷受けやら雑用をこなし、機会を待つ。
 祥瓊は、楽俊と旅をするうち自身の過ちを受け入れられるようになっていく。そして、楽俊が友だという景王の慶国へ行くことを改めて決意する。楽俊と別れ、慶国に入る。旅の途中で聞いた止水郷へ向かうため和州明郭に入る。そこで、芳国にしかないと楽俊が言っていたはずの磔刑の処刑が行われている広場に出くわす。自身の体験が重なり、思わず刑場に石を投げてしまい、刑吏に追われると、陽子に手を引かれ助けられ、陽子は囮になって刑吏を引き連れて行くのだった。明郭の隔壁に阻まれうまく逃げられない祥瓊は、桓魋(かんたい)という男に救われ館に招かれ、少しの間手伝いをすることに。桓魋は傭兵をしているというのだが、誰かの指示で行動し、何人かの部下を動かしているようだった。
 陽子は、拓峰で無残に子供が轢き殺され、和州でも非道が行われていることを知り、訪ねてきた景麒と和州明郭を訪れる。明郭で磔刑がなされる場に居合わせ、刑場に石を投げる祥瓊を助けるのだった。和州の現状に憤りを感じつつ、明郭を後にし、拓峰で会った鈴が海客ではないかと気になっていた陽子は、拓峰へ立ち寄る。鈴から、陽子が罷免した麦州候が民から慕われていたことを知り、景麒を問い詰めるのだが景麒の返答に、改めて自身のふがいなさに気づくのだった。里家に帰り着いた陽子は惨状を見る。蘭玉は殺され、桂桂は瀕死の状態、遠甫は連れ去られていた。景麒は桂桂を運んで宮城へ向かう。陽子は遠甫を助けることを決意するが、手掛かりは拓峰へ向かった男だけだった。
 ある日、鈴は荷受けのため豊鶴へ向かう。荷を持ってきたのは、鈴と同じ年の頃の娘祥瓊だった。二人はお互いの身の上話をするうち、お互いの目的がそれぞれ昇紘と呀峰であること、拓峰では武器を明郭では武器を売った金で傭兵を集めているのだと知る。さらに、里家の長老がさらわれたその夜、拓峰で閉められた門を開けさせた馬車があったと情報を交換するのだった。
 鈴が拓峰の宿に帰り着き、虎嘯はこれで準備は整ったと言う。その夜、騒ぎが起こる。陽子が鈴らの宿に押し込んでくる。陽子は、拓峰で虎嘯を捜してここまでやってきたのだった。陽子は、遠甫がさらわれたことを告げ、虎嘯らが犯人ではないかと詰め寄るのだが、鈴が祥瓊から聞いた話をし、夕暉は遠甫が呀峰に狙われている理由を話すのだった。状況を理解し郷城へ向かおうとする陽子に虎嘯らは、自分たちこそ昇紘を討つのだと意を明かすのだった。
 虎嘯らは、夕暉の策に従い郷城の占拠に成功する。昇紘を捕らえた虎嘯らに陽子は、呀峰を押さえるため昇紘を生かしておけと言うのだった。陽子は、昇紘から遠甫が呀峰のもとに送られたことを知る。夜が明けが来ようとしているが、止水郷の民衆は虎嘯らに呼応しようとしない。このままだと州師に全滅させられてしまうため、逃げ出す算段を始めるがそれも至難の業だった。予想より早く州師の空行師が来てしまうが、青龍門から5千の援軍がやってくる。それは、桓魋が率いる兵で、鈴はその中に祥瓊の姿を確認、味方だと虎嘯らに言うのだった。虎嘯らの乱を利用し、拓峰に州師をおびき出し、手薄になった州城を襲う計画を立てた桓魋は、州城攻撃を柴望(さいぼう)に預け、自身は拓峰へ来たのだった。
 陽子、祥瓊、鈴の3人が初めて一堂に会した。それぞれが別々に知ってはいたのだが…。それぞれに身の上話をするうち、陽子は自分が景王であることを明かす。二人は驚きながらも陽子を受け入れるのだった。
 その夜、州師の騎馬が先んじて拓峰につき、街に火を放つ。呀峰は街も反乱者も昇紘も焼き払ってしまう策に出るのだった。夕暉は数に劣る自分たちにできることはないというのだが、虎嘯は見捨てたら昇紘と同じだと言うのだった。夕暉はその言葉に策を立て指示を出す。陽子の指示で指令が州師を攪乱し、州師らの動きを止めることに成功する。州師は、未明に明郭で反乱が起こったことを知るのだが、そこに禁軍が到着するのだった。
 陽子は、祥瓊と鈴に何故こんなことが起こるのか自分でもわからないと言うと、祥瓊は堯天(ぎょうてん)にも敵がいたことになると言い出すのだった。祥瓊の言を聞き陽子は、靖共が全ての主犯であると思い至るのだった。禁軍を前に動揺する止水郷の民と虎嘯らを前に祥瓊と鈴は景王を信じて待てと説得するのだった。
 陽子は、城壁の上で景麒を迎え、騎乗し、禁軍将軍に向け言い放つ、全て知っていると…。






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Last updated  2019.05.03 10:53:19
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 きん☆ぎん☆すなご@ Re[1]:『どら平太』(11/09) たこちゃん★~KIREI~を知りたい!さん。…
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