■レビュー内容
「君があのモンスターを倒すんだ」
ヘスティア様が最終奥義渾身の土下座で手に入れたナイフは、反則ものの逸品、ラブ・ダガーだっけ?。しかし、その代償は高くついたか…、制服姿はかわいいですが。シルバーバックを倒す場面は爽快です。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
怪物祭のために集められた魔物が、何者かによって町に放たれてしまう。解き放ったのはフレイヤ、11階層の魔物シルバーバックにヘスティアを追うよう仕向ける、ベルと戦わせるために…。
町中が騒がしくなり、ベルとヘスティアの前にシルバーバックが現れる。ベルはヘスティアを逃がそうとするのだが、何故かヘスティアが狙われている。戦おうとするのだが、ミノタウロスの恐怖を思い出してしまい、ヘスティアを連れ逃げ出すのだった。なす術なく自信を無くすベルに、ヘスティアは君ならできるとヘファイストスに作ってもらったナイフを手渡すのだった。そのナイフは、ヘスティアが刀身ヒエログリフを刻むことでヘスティアの恩恵を受けた者のみが使え、経験値を糧に冒険者とともに成長するという特別なものだった。ベルは、今の自分が信じられなくても、神様の言葉を信じようとナイフを手にし、シルバーバックに立ち向かうのだった。シルバーバックは倒され、怪物祭の騒動は手段も犯人も不明のまま収束する。
ベルは、7階層へ進む。それを聞いたギルドの迷宮探索アドバイザーでベル担当のエイナ・チュールは、ベルの急速な成長を訝りながらも、その軽装な防具に不安を抱き、ベルを買い物に誘うのだった…。