■レビュー内容
「なんて無為で不毛で無価値なんだろう。偽物と贋作が争うなんて」
戦闘シーンはなかなかの見どころです。とうとう正義の味方が出てきちゃったよぉ…。正義の味方がジュリアンで、悪を成そうと嘯くのが士郎って、Fateとしては逆じゃない?。成す行為が正義か悪かってことですかねぇ。これだから、Fate流正義の味方は理解不能。あくまでも、魔法少女もの希望です。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
イリヤが自力で脱出したことでクロエは、凛とルヴィアの奪還を試みる。イリヤとクロエが囮となり、身隠しの布で隠れていたバゼットとギルが凛とルヴィアの置換術を解く。さらに、アンジェリカと対峙するかに見せてクロエは、美遊のいる棟を狙撃、イリヤは美遊を救出に向かう。だが、美遊のもとにはダリウスがいた。イリヤはセイバーを幻夢召喚しダリウスに切りかかるのだが、剣はあっけなく受け止められてしまうが、即座にキャスターを限定展開しルールブレイカーでダリウスを刺し貫くのだった。
ダリウスの魔法が無効化するかに思われたが、ダリウスはただの器で中からジュリアン・エインズワースが姿を現す。サファイアを得て転身した美遊は、ダリウスは既に死んでいて、あれは息子のジュリアンだと言う。しかし、ジュリアンはあくまでもダリウスだと言い張り、どんなに抗おうと自身が定めた結末は一つに収束するのだと、神話を一節進めると言うと、エリカの上空に黒い立方体を出現させる。黒い立方体から黒い泥があふれ出し、人型を成す。バゼットが対抗するのだが、それは一体一体が強力な英霊だった。圧倒的な戦力を見せつけさらに兄を人質に取りダリウスは、美遊に自身の意志で戻って来いと言うのだが、イリヤは差し出そうとする美遊の手を取るのだった。
そこに、ギルガメッシュが助け出した衛宮士郎が現れる。美遊は、現れた士郎を「お兄ちゃん」と呼ぶ。混乱するイリヤらだったが、士郎が美遊のためにダリウスに戦いを挑む。士郎の前にアンジェリカが立ちはだかるのだが、クロエが共闘しアンジェリカの空間置換の意識外からの攻撃でアンジェリカを倒し、アーチャーのクラスカードの夢幻召喚を解かせるのだった。そのまま、ジュリアンに肉薄する士郎だったが、新たな敵に阻まれてしまう…。