■レビュー内容




「もっと強い身体を造りださなければ…」
ここから第2部ってことでしょうか。クロノスの世界征服がなされたところからの再開です。あの魅奈神山の戦闘からの脱出が、ご都合主義なのは否めませんが…。ゼクトール強ぇ~、アプトム最強説はここまででしょうか。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
魅奈神山の戦闘から1年。世界は超国家的軍事組織クロノスによって支配されていた。国境が廃止され、紛争や経済不均衡も解消され、クロノスのバイオ技術で医療が飛躍的に進歩を遂げ、地球規模で環境が改善する。人類のゾアノイド化は目標として掲げるが、強制はしないという政策に、クロノスは世界中から支持される存在となっていた。
東京。哲郎らは、多賀なつきに匿われていた。晶と顎人は行方不明だったが、クロノスの情報を集め、二人の帰還を信じていた。
アメリカでは、クロノスの支部が抵抗勢力によって襲撃が繰り返されていた。それを、指揮しているのは顎人だった。顎人が、意識を取り戻したのは魅奈神山の戦闘から6か月後のことだった。傍には、晶のものと思われるサナギ状のユニットがあったが、損傷が顎人より酷かったためか、未だに再生されていなかった。磁気反応を探知したクロノスの部隊がやってきてしまい、まだ完全でないガイバー3の状態に、晶のサナギを渡すしかなかった。その後、抵抗組織「ゼウスの雷」を作り、サナギを探しクロノス支部の襲撃を繰り返していた。そんな折、晶のサナギの在りかが判明する。顎人は、イスラエル国境の死海にある大規模調整施設に向かうのだった。
バルカスは、化け物に成長してしまったアプトムに対抗するため、ハイパーゾアノイドの生き残りゼクトールに強化調整を施し、東京に放つ。ゼクトールは、期待通りアプトムを見つけ出す。東京で戦闘が始まると、都市に戒厳令が出される。異変を察知した哲郎らは、晶らが帰ってきたのではと考え、危険を顧みず戦いの現場に向かうのだった。
アプトムは、強化調整されロストナンバーとなったゼクトールに歯が立たない。ゼクトールを捕まえ生体浸食するも、逆に抗体を流し込まれ自身の再生も出来なくなってしまう。哲郎らは、一方的な戦闘を目撃し、やられているのが晶だと思い込む瑞紀が、晶の名を叫ぶのだった。
死海の施設で、バルカスはサナギの調査を始める。バルカスの透視能力をもってしても内部が判明しない。その謎のサナギは、何かに呼応し突然浮かび上がり、皆が見守る中消えてしまう。サナギの中の晶の意識が、瑞紀の叫びを聞き動き出したのだった…。