■レビュー内容
「…外から来る何かを警戒しているように見える…か?」
前巻の終わりの晶vs顎人はどうなった?急に伏線が大量に蒔かれ出してます。親切設計のガイバー物語は、ちゃんと解説付きで助かります。これも、長いこと続いてるからこその工夫なのでしょうか…。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
志津は、リベルタスを従え自らグリセルダと変化し哲郎たちに人質だというのだが、彼女の警戒は外に向いていた。そして、ギュオーとガイバー2Fが現れる。ギュオーが生きていたことに驚く哲郎は、その目的が哲郎と瑞紀を人質にとることだと知るのだった。
志津はガイバー2Fと戦いを始める。リベルタスは、ギュオーの連れていた獣化兵ウーヌスを一蹴するのだが、ウーヌスが数体ずつ合体し、ギュオーもウーヌスと合体、常盤平の情報にあった蜘蛛形の獣化兵となる。合体したウーヌスはリベルタスを圧倒、志津もガイバー2Fに苦戦を強いられる。志津は、やむを得ずリベルタスに自爆の指示を出す。しかし、ウーヌスは斃すことが出来たが、ガイバー2Fとギュオーを仕損じるのだった。
ギュオーの目的を知った哲郎らは、志津の足手纏いにならぬよう屋敷から逃げ出そうとするが、屋敷に火がかけられ逃げ場を失う。ギュオーに追い詰められるが、そこにアポルオンが現れ、哲郎と瑞紀をさらっていくのだった。
リベルタスの陽動に騙されていたアプトムが屋敷に戻るのだが、アプトムの遮蔽モードもアポルオンに見破られ、哲郎らを助けることが出来なかった。哲郎らが、アポルオンに連れ去られると、ギュオーらも撤退していく。
帰還した晶は、アプトムとアプトムに助けられたなつきから状況を聞く。ギュオーが生きていたこと、ガイバー2Fが敵となったこと、アポルオンがゾア・クリスタルを集めていること、情報を整理するが、哲郎と瑞紀が狙われた理由と行方は分からないままだった…。