■レビュー内容




「お願い。私に力を、カガクを授けて」
暗闇の戦闘、なかなかの見どころです。やはり、一騎打ちを描かせたら間違いないですね。信用ならない奴を仲間にし、グリハラに到着します。マイアが何を求めているのかも…。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
マイアを攫った男は、暗闇の中ファンに襲い掛かる。暗闇を気にしない男にファンは、こちらも見ることにするというと、数合打ち合った後男を倒して見せるのだった。
ギルス・ヴェダイと名乗った男は、ファンの子分になると言い出す。ヴェダイは、暗闇でも見えるのは、魔人(ルドラン)の眼を付けているからだという。マイアは、ルドランの眼を知っており、闇の魔人衆イベルグエンと呼ばれた者達が持つ常人には不可能な力、闇を知り千里を見ると言われる物だった。ヴェダイは、自分の父親がイベルグエンで数人がアナハラムに従っていたといい、イルアンジャはアナハラムとともにグリハラに行ったという。グリハラは、この島より東にあり、グリハラから父親と逃げ出したため、二人がまだグリハラにいるかどうかは知らないという。ファンは、ヴェダイに剣を返してやり、グリハラへの案内のため連れて行くことにするのだった。
海路で5日後、グリハラに到着し、遺跡の上に造ったような町に入港する。出迎えが来ており、導師が待っていると告げる。前のめりになるマイアを制しつつ、トゥバン、ファン、ヴェダイが導師と面会する。導師は、皆の前で魔道を用い、皆の名前も知っており、マイアはイルアンジャその人だと信じる。トゥバンすら本物の可能性が高いと考える中、ファンは奴が嘘をついているというのだった…。