■レビュー内容
「神さまなんていないのさ、オーディン」
ルーの笑みに背筋が氷ました、女を怒らせると恐い…。事態が急展開していますが、謎が謎を呼んで先が一向に読めません。サラにも重要な役目があるのか?ペテロの話も伏線なんでしょうか…。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
オーディンと別れたイエスは、ヴァチカンに来ていたマリアと再会する。イエスは、この姿で会えるのは最後になるかもと気になることを言って、母のもとを去るのだった。
アテナは、ソフィアとルーに行方不明の研究所職員の捜索を命じる。ソフィアは、ギルドもヴァチカン職員も信用できる状態ではないと、秘密裏に行動する。だが、ドイツに入ると行動を察知され、ホテルで爆破テロにあう。何とか逃れた二人は、追手が吸血鬼であることを確認し、任務を続行するのだった。
サラの家に戻ったオーディンは、フレイアの成長に驚く少女が成人女性へと急成長していた。フレイアに起こっている変化を調べるため生存カプセルのある自宅へサラを連れ戻ると、イエスに置き去りにされたマリアがオーディンの自宅へ転移して来ていた。オーディンは、マリアからイエスと会ったことを聞き、送っていくと転送ポートでヴァチカンへいくのだが、ずさんなポートの設定で自宅へ戻れなくなってしまう。オーディンは、ジョシュアのカプセルの記録にあったアテナと会うのだった。
ヴァチカンに行き一向に帰ってこないオーディンを心配するサラは、フレイアにヴァチカンに連れて行ってとせがむ。仕方なく迎えに行くことにしたフレイアだったが、ヴァチカンに出るはずの先が研究所のような施設に出てしまう。施設には、灰化した人らしきモノが多数あり、フレイアはサラを連れすぐに転移しようとするのだが、サラが別のポートに入ってしまい、はぐれてしまうのだった。
オーディンの自宅に戻りオーディンの帰宅を待っていたフレイアは、サラを捜すようオーディンにポートのサルベージを頼むのだが、見つからない。フレイアとはぐれたサラは、アルゼンハイムの洞窟に出ていた。サラは、洞窟の中であの棺を見つけ喜ぶのだが、余りの寒さに暖をとろうと中に入って眠ってしまうのだった。
マリアと別れたイエスは、アルゼンハイムの洞窟にやってくる。ジョシュアの生存カプセルの中に知らない眠り姫がいることを知るが、放って置くことも出来ずそのままカプセルと隠しておいたユニットXを回収して転送装置の中間空域へ戻るのだった…。