■レビュー内容




「白雪のねーちゃんって王様と話しすんの?すげー」
フェルゼノさん、人嫌いだがなかなかいい奴かも。好きな物を見るときの表情がいいですね。キリトが大きくなっちゃってます。小さいうちにリュウとの話を何か描いてほしいなぁ。
ゼンやイザナの意味深なセリフから、先が読めてしまった感じがします。ちょっと匂わせ過ぎじゃないですかねぇ。リリウィス茶がここで出てくるとはと思いましたが、リュウが給料を差し出そうとするくらいの大金が、お茶のレシピ代と専売特許料だけで賄えるとは思えん…。あと、熱煌晶石しか保温する技術がないのかよというツッコミも入れたい。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
王城の夜会に出席した白雪とオビは、ゼンの協力で呼び出していたラタ・フェルゼノと会うことが出来た。夜会に呼び出された理由を悟ったフェルゼノは、逃げるのを諦めて白雪の話を聞くことにする。オリンマリスの話を聞いたフェルゼノは、自己流でも合成熱煌晶石を作り出したことに感心し、協力を約束するのだった。
その夜、ゼンと一緒にイザナ国王と会った白雪は、リュウと一緒にウィラント城の薬室に行けるよう努力すると宣言する。ゼンと相談した様でもない白雪の決意にイザナは、オリンマリスが無事安全な花となったら、その普及に白雪が尽力せよと命じるのだった。
数日後、白雪らは、フェルゼノから採石場からほど近いディラッツの街に呼び出される。フェルゼノは、熱煌晶石を作るための石材ルクティリカとフォスキアを大金で買えというのだった。
リリアスに戻った白雪は、フェルゼノの協力は得られたが、熱煌晶石を作るために大金がいることを伝える。鈴は、以前王城で作ったリリウィス茶を売り出して資金調達を試みる。皆の協力で何とか資金調達が出来、石材の調達の目途が立つのだった。
フェルゼノから熱煌晶石の作り方を学ぶのは、白雪と鈴が指名され、手順と作業のコツを教わり、出来るようになるまで特訓が開始される。残った者は、まだ解明されていない研究に勤しむ。幾つかの難題を乗り越え毒を持たず元のオリンマリスにも劣らない光を放つ花をつけるはずの種を作ることに成功するのだった…。