■レビュー内容
「この店には、答えしかないんだと思う」
岡留と斯波の出会いのお話し。なかなか手の込んだ仕掛けで、最後はハッピーエンド。知らない漫画ばかりで、斯波が哲学者みたいになってます。読みたい奴だけが読めばいい本かぁ…。
この漫画のことなんでしょうか。今までは漫画への熱い思いが詰まった感じだったけど、今巻はなんだか評論することにためらいが感じられました。「どれを読むか」「なにを読むか」ということよりも「誰が読むか」が漫画の本質ってこと?
同じ漫画を読んで面白いと感じた者同士でも、意見が合わないこともある。どこが面白いのかレビューを読んでみたりしてもわからない。結局「読みたい奴だけが読めばいい」言い換えれば「誰が読むか」ってことなんでしょうか…。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
岡留は、金魚屋で斯波と再会する。書店アドバイザーをしているという伝説の書店員斯波について、ある書店に行くのだが…、佐々木マキ作品。
書店を後にした二人だったが、斯波が突然現れた男に追いかけられ、はぐれてしまう…、ゴーストワールド。
岡留は、同じように漫画が好きだが、決定的に自分と違う斯波という人物の品定めを始める。そこに、ある女性から兄を捜して欲しいと頼まれるのだった…。
岡留と斯波は、またしても男から追いかけられる。はぐれてしまった岡留は、斯波がアドバイスを求められた書店を見つけ入ると、店の雰囲気が変わっていることに気付く…。
女性が捜していた兄は、斯波を追いかけていた男だった。理由が判明し事態が収まると、岡留は菜月から斯波の査定は済んだのかと聞かれるのだった…、ブギーポップは笑わない。
斯波からアドバイスを受けた書店の店長は、来店した客からイギリス漫画を探していると言われ困惑してしまい…、St.Trinian's。
イギリスに漫画があったことすら知らなかった店長は、客に金魚屋を紹介する。しかし、探している漫画は斯波すら知らない漫画だった…、To The Kwai-and Back。
オルタナティブ(alternative)
(二つのうち)どちらかを選ぶべき、二者択一の、代わりとなる、代わりの、慣習的方法をとらない、新しい