■レビュー内容
「だって顕ちゃん。乃和のこと、す…好きでしょ?」
クライムサスペンス、ハリウッド映画並みの緊迫した展開になってますが、大丈夫?夫婦の間を取り持ったり、恋愛ごっこしてる場合じゃない展開の気がしますが…。
誘拐、拉致、脅迫、放火、詐欺もしかすると殺人…。天然ダイアとしか鑑定されない合成ダイアなんて、どうやって決着をつけるんでしょう…。北上家の事件が深刻過ぎるんですが、絵面も物語もほのぼの感が漂ってて、ギャップについてけません。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
志のぶは、顕定と鷹臣とともに山梨にある叔父の別荘へ出かける。ある人から、カミノ貴石にいる大滝英雄という職人に鉱石のカッティングを依頼するのだった…。
カミノ貴石に来ていた和久井という老女は、顕定が北上義実の甥だと知ると動揺を見せ慌てて帰って行く。志のぶと鷹臣は、和久井が義実の失踪のことを知っていると確信するのだった。
元助産婦だった和久井は、24年前晴子の出産を手伝っていた。極秘でという依頼で訳ありなことは承知していたが、義実と晴子そして赤ん坊が出産の10日後出かけたまま帰ってこなかったという。
和久井の事情を聞いた三人は、時期的に晴子が児童養護施設に虎徹を預けた時期とも重なることから、晴子が見浦銀一から逃れ義実を頼って出産したのだと推測する。晴子の荷物を見分すると、あの恐いダイアが残されていた。
引退を否定した乃和は、顕定のためなのかデュガリーの専属モデルも継続する。乃和の父が北上家の失踪事件と何らかの関わりがある見浦銀一と知った顕定だったが、乃和の担当を続ける。志のぶは、和久井から虎徹の出産時の母子手帳を預かり、母親の記憶のない虎徹に知らせる。鷹臣は、興信所に調べさせていた見浦銀一の素性の報告を受けるが、目新しいことは何も出なかった。
見浦銀一は、菖蒲の恋人で所長の秘書西から合成ダイヤと見破るオカルト女子高生の話を聞くのだった…。