■レビュー内容
「ああ…俺はナゼ…か。さらば火星よ!」
完結した金魚屋古書店の前に描かれた出納帳。登場人物もちょっと雰囲気が違ってたりしてます。斯波は二枚目過ぎ、キンコの眼鏡に違和感が…。金魚屋14巻で制作秘話が載ってましたが、金魚屋のもととなる読み切り漫画が収録されてます、必読です。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
江梨奈の好きな人は、死んだ父が残した漫画の主人公。漫画が描かれた当時に読んでいれば、アイドルに熱を上げる同級生のように振る舞えたのではと考えるのだが…、サイボーグ009。
入院している叔父に頼まれた漫画を探して金魚屋へやって来た和葉は、叔父が探している漫画に死神が出てくることを知る…、河童の三平。
家に帰りたくない相賀は、子供たちのたまり場になっている塾の漫画部屋へ夜遅くに来ていた。そこに忘れ物を取りに来た木内は、相賀と二人で家出をすることにするのだった…、リリカ。
キンコは、自分と共通言語を持っている人としか話をしないという変わった女性。キンコが、万引きを捕まえた現場に居合わせた須藤は、キンコに声をかけるのだが…。
セドリの岡留は、最近自分より先に目ぼしい本を攫っていく凄腕のセドリがいることに気付くのだった…。
キンコからナカムラ漫画の話を聞いた斯波は、幻の名作で世界初の長編SFファンタジー漫画が手に入るかもと喜ぶのだが…、火星探検。
入院している父が唯一集めている漫画に、一冊だけ欠けている巻があることに気付いた岡留は、その理由を知ろうとするのだが…、ゴルゴ13。
亡くなった祖父の古書店を継ぐことになったなつめだったが、漫画になど少しも興味がない。ぞんざいな扱いで店を開けるのだが…。