2020.12.05

ヴィンランド・サガ 第24巻

カテゴリ:まんが

 ■レビュー内容
 

 「なんかっ…特殊能力とかヒキの強い設定がほしい!」
 そーだよ、こういう話を待ってたんだよぉ。争いのない平和な国なんて、甘い考えの理想の国をどうやって作るのか、その試行錯誤と綻びのない筋立てを期待してますよ。ちゃんと見張っててよ、ヒルド姐さん。新章開幕、建国編。

 

■あらすじ【ネタバレ注意】■

 トルフィンらは、ヴィンランドに来春の出発を決め、準備に取り掛かる。各地から入植希望者を募るのだが、唯一の条件として剣を持ち込むことを禁止するのだった。
 トルフィンの入植者募集を聞いてハルヴァルという大男がやって来る。ハルヴァルは、幼いころから女の子コーデリアとして育てられ心音は少女のまま。ハーフダンの奴隷として働いていたが、男達と一緒の寝所が嫌で逃げ出してきたと言う。トルフィンは、一人で10人分は働くと言うハルヴァルが、コーデリアとして暮らしていける様、ハーフダンに交渉を始めるのだった。
 そんな中、イーヴァルという男がやってきて、先住民と対等に渡り合うために武器、すなわち剣は必要だと言い、自分の剣の持ち込みを認めるよう言う。争いが起こったらどうするのかと問うイーヴァルにトルフィンは、剣以外の方法で解決するというのだが、その方法が見いだせないことに悩むことになるのだった。
 ヴィンランド行きの準備も順調に進む中、トルフィンは、ハーフダンにヴィンランドへの投資を持ち掛け、農場からの上りを確約、コーデリアをヴィンランドへ派遣してもらうことに成功する。その折、イーヴァルとのやり取りをハーフダンに相談すると、ハーフダンは、民会と法律で争いを治める方法はあるが、民会には刑を執行する実力が伴わない。結局、武力を持たなければ実効性は不確実となってしまうのだと言う。だが、トルフィンは、話の途中にある事を思いつく。争いが起こりそうな相手に争っては損だと考えさせるほどに、取引で依存を強化すれば平和が維持できるのではないかと一つの答えにたどり着くのだった。
 そして、ヴィンランドへ出発日を迎えるのだった…。






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Last updated  2020.12.05 10:53:54
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