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2003年05月31日
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うちの学校の国際局のジャック。

1度だけ日記にちょい役で登場いただいたが、今日は彼のことを書く。

国際局というのは、留学生の学校への受け入れ、生活面のサポートをする部署だ。ジャックはそこの東アジア担当。

30歳くらいの黒人系イギリス人。

彼はいま日本にいる。
今日結婚披露宴のはずだ。

「はず」というのは、恥ずかしながら正確な披露宴の日程を知らないからだ。今週で普通土曜日だろうから、今日だろうなと思うだけなのだ。

というのは、イギリスでは結婚式とかで一族郎党、会社の上司、友人関係が一斉に大騒ぎしたりしない。

結婚自体は昨年12月にこちらの教会でしているのだが、そのときも家族とごくごく一部の友人だけが出席した。

彼は結婚の事実すら学生の誰にも告げず、
それは日本の常識ではちょっと考えがたいことでもあるので、
あらぬ噂が広がったりしてちょっと大変だったのだが、本人はケロっとしたもんだった。

だから今回も、誰に言うでもなくいなくなったので、私は詳細を知らないのである。

日本で披露宴と書いたが、
そう、奥様は日本人。

いや、奥様なんて言い方しゃらくさい。
嫁のT恵子は私も親しくしてもらっている。
がっはははー、とよく笑う、
セクシーダイナマイトボディの豪快な関西女だ。
(ごめん、T恵子m(__)m)

今日はT恵子のことは書かない。

ジャックだ。

彼にはここに来るときからほんとに世話になった。
そもそも私がこの学校に来たのはジャックがいたからだ。

3年前の今ごろ、ブリティッシュカウンシル東京の語学学校にいて留学先を探していた頃、初めてジャックの名前を聞いた。

ブリティッシュカウンシルのある職員が私にこう言ったのだ。
「かみぽこさん。X△大学(うちの学校のこと)って知ってる?」

いや、知りません。

「英国TOP10大学なんだけど、日本ではちょっと簡単に入学できないこともあって、あんまり知名度がないんだけどね。でも、実は留学生のサポートがすごくいい大学なんですよ。ハイレベルの学校でここよりサポートがいい学校はないですよ。留学生担当にジャック・イングレハートという力のある人がいて、その人今月ブリティッシュカウンシルに来るから、会ってみるといいですよ」

そうなんだ。

ブリティッシュ・カウンシルには、英国のいろいろな大学から、リクルーターとでも言う人たちが学校の説明に来ていた。

しかし、そのリクルーターの中で、大学名でなく、個人の名前が私の耳に入ってきたのは、このジャックだけだった。

「ジャックは信頼できる。だからX△大学を受験してみるべきだ」

何人もが、そう言った。

私は彼に会った。
え?
私は彼の高評価と「イングレハート」という苗字から北欧系の老紳士をイメージしていた。

それが、若い黒人系イギリス人。。。

微笑みながら、ソフトに話す。
内容も固くない。学校の近くのスーパーマーケットの話をしたのには笑った。

好印象だった。
それまで他の学校のリクルーターにも会ってたが、ビジネスライクで学校の自慢ばかりする。人をばかにしてんのかって感じの人間が多かった。

この男は信頼できる。
これで私は事実上学校を決めた。

うちの学校はレベルが高いこともあって、英語力の要求が高かった。IELTS試験の結果は、全然足りなかったのだ。
私に対して学校が出した入学の条件は「2ヶ月の英語コースを受講した後、試験を受けて合格すれば入学許可」という厳しいものだった。

実はこの時、大学全体ではうちより評価が低いものの、「政治学部」に限ってはうちより上、という学校から「1ヶ月の英語コース受講で入学許可」という条件が来ていた。

こっちのほうが確実だ。

しかし、私は入学が確実でないにも関わらず、うちの学校を選んだ。

それは直感だった。うちの学校のほうがいいと思った。
その直感を与えてくれたのが、ジャックだった。

入学してからも、いろいろ助けてもらった。
最大のものは、学校の事務所で私がもめてしまった時だろう。
なんせ、英語がよくできない頃。
必死に事務員に訴えていると、「こわい、危険」と思われたらしい。奥からえらいさんと思われる人が出てきて「警察を呼ぶぞ!」と言われた。

それで困っていると、奥からもう一人出てきた。
ジャックであった。

「この人は大丈夫。事情は私が聞いてみますから」
みたいなことをえらいさんに言ってもらって助けてもらった。

今でこそ、こちらの生活に慣れたが、最初の年、困ったとき携帯一本で対応してくれるジャックがいることは、精神的に非常に助かった。

最近は私も多少彼を助けることができるようになった。

以前日記に書いたが、
「JYAの受け入れ時の緊急連絡先」
「日本の大学から視察が来たときに、食事会に出席」
「大学のパンフレットに原稿を書く」
「日本の留学情報誌の取材を受ける」

等々、ジャックからの依頼は全面的に協力することにしている。
それぐらいは当たり前だ。

とにかく、

ジャック、おめでとうな!
T恵子を泣かせたら、俺が許さんぞ!!
(いや、T恵子は泣かない?泣かされるのはジャック??)

そして、ありがとう。
これからも、よろしくな。






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最終更新日  2003年06月01日 23時08分47秒



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