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今日はいけてる男を紹介します。
マルチェロ。 私と同じ政治学の博士課程に属するコースメートであります。 アルゼンチン人。 これがいい男なのよ、奥様方。 サッカー・アルゼンチン代表に3人はいそうな外見。 (あ、ベロンじゃないよ。もちろん) 180センチを超える長身。足が長い。。。。。 さらさらの銀髪をなびかせ、大きな瞳がきらーん! 年は私と同じくらい。 ちなみにジャズ・ドラマーでもあります。 しかも、いけてる外見とは裏腹に、女心をくすぐるラテンらしいおちゃめさも持ち合わせているんですよ。そこがまたいい。 そして、情熱的。。。。 わたしとマルチェロは、昨年おなじセミナーに参加したのですが、彼が20分間のプレゼンテーションをしました。 マルチェロのしゃべること、しゃべること。。 「わたしの考えは。。。」「わたしのアイディアは。。。」「わたしの見通しは。。。」 ときどき、きらーん!な視線を聴衆に投げかけながら、情熱的にしゃべるしゃべる。 20分を経過したところでセミナーの先生が彼を止めたのです。 「わかった。ところで、君の考えはわかったんだけど、理論とかどういう方法論で調査するとかはどうなってるの?」 「オー!まだ導入部しかしゃべってません」 頭を抱えるマルチェロ。。。。 私はぷぷぷ。。。と苦笑せざるを得なませんでした。 男前で情熱的。しかしずっこけ、でもかわいげがあって憎めない。 こんな彼だから、女性人気は抜群。 今年、PhDのグループは、月に1度のペースで教授陣を交えない自主的な勉強会をしているのですが、この勉強会、どうも女性陣の参加が悪かったのです。 英国人や中国人がプレゼンしたときは、女性の参加ゼロ。。。 しかし、マルチェロのプレゼンの順番。 教室内には実に8人もの女性の姿が。 うちのPhDには、こんなに女性がいたのか?知らなかった。。。 しかも、ラテン系や、東欧系の美女ばかり。。。。 うひょひょ。 さすが、マルチェロ。 そして、彼はいつものごとく、 きらーん!な視線を投げかけながら、情熱的にしゃべるしゃべる。 ときどき「わたしの考えは。。。」と脱線しそうになるのを必死にこらえながら。。。 プレゼンが終わり、質疑応答になりました。 ところがうちの女性陣、かわいい顔とは裏腹にこわいこわい。 「あなたの考えは、完ぺきに間違っているわ!」 「あなた、ここ最初からやり直したほうがいいわね!」 すさまじい突っ込み。おそろしや。。。 しかし、さすがはマルチェロ。 慌てず、きらーん!視線を投げながら 「いい質問だねえ。ふふふ。まだそれは考えてない。これから考えるのさ」 女性陣も、このきらーん!には、それ以上突っ込めない。。。 しかしマルチェロ、きらーん!はいいのだが、何にも答えてなかったよな、質問には。。。。。 ちなみに、マルチェロの次にオーストラリア人の太った男がプレゼンをやったときには、再び女性陣の参加はゼロに。。。 このマルチェロ、学内では有名人なのです。 私も学内でいろいろな人と知り合うが、 自己紹介で「政治学のPhDやってます」というと、 「あ、それじゃ、マルチェロって知ってます?」 と、聞かれることがほんとに多い。。。。 そして、そういう人は、まずほとんどが彼とパーティで会ったのだと言う。。。 そう、マルチェロ、この学校内のありとあらゆるパーティに顔を出 しているのです。 彼、とても研究が忙しいはずだし、資金面の問題で悩んでいたこともあるのだが、 「パーティは別だ。人生は楽しまなければならない」という、 実に強固な哲学の持ち主。 徹底してパーティには参加している。。。 最後に、このエピソードを。 ある日、私がいつものようにカフェにいると、一人の黒人学生が近づいてきました。 「いつもここにいらっしゃいますよね。PhDの方とお見受けしますが、何を研究されているのですか?」 と質問された。 政治学のPhDですよ。 私は答えました。 「私も政治学部です。学部の1年生なんです。」 と、彼は言いました。 1年生か。。。。 私は、彼に誰がセミナーの先生なのって聞いたみました。 「マルチェロさんです」 そう、マルチェロは週1時間、学部1年生のセミナーを受け持っている。「WORLD POLITICS(世界の政治)」という授業です。 彼ってどう? 「マルチェロさんって、90分間ほどんど一人でしゃべりまくってるんですよ。でも、彼明るいし、ほんとに楽しいセミナーです。」 マルチェロよ! これからも、昼に夜に、 お前のきらーん!なルックスと おちゃめなキャラクターで、 学校を明るく楽しくしてくれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年06月11日 02時42分03秒
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