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松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、私の勝手な解釈により紹介することで、人生と恋愛を考える(?)このコーナー。
「です。」 すさまじいタイトルだが、 実はこの曲、みんな知っている。 「なにもな~い、こ~とが~♪ しあわせ~なん~『です。』♪」 そう、ハウス食品「北海道シチュー」CMソングなのだ。 この「北海道シチュー」 わたしは英国にいながら結構食べている。 別に千春ファンだからといって、 日本から必死に輸入して食べているわけではない。 おふくろが送ってくるのである。 これまで親父のことは結構書いているが、 今日はお袋のことを初めて書きたい。 お袋は世界一「博士号」の価値がわからない人間だ。 典型的に保守的な、田舎のおばはんである。 息子がせっかく入った大会社をやめ、 国外逃亡してしまって、 なんとあわれなことかと毎日泣いてくらしている (らしい。。。by親父) お袋はあわれな息子が海外で悲惨な生活をしているのを何もしてやれないのを嘆き、せめて食べ物でも送ろうと、2ヶ月に1回、「EMS(海外スピード郵便)」で食材を大量に送ってくる。 その中には、大量のレトルト食品。。。。 お袋は「せめてこれくらいのことは。。。」 と思いながら送っているが、 送った後、ああよかったと満足すりゃいいものを、 「ああ、こんなものばかり食べたらがんになる。。。」 と、また悩むのだそうだから、困ったもんだ。 (By 親父 as well) 実際はこのHPの通り、 結構わたしはのーてんきな毎日を送っているし、 「男の手料理」に書いてるように、 料理もいい気分転換と楽しんでやっている。 基本的にレトルト食品は必要ないのだ。 しかし、お袋には「こんなものいらない」とは言わない。 言うつもりはない。 わたしはお袋に大変な心配をかけている。 30歳を過ぎてから人生を変えることは、 わたしらの世代では珍しくないことでも、 お袋の世代ではとんでもないことだ。 わたしに食材を送ることがお袋のせめてもの精神安定剤になるならば、よろこんでいただこうと思う。 このレトルト食品類は、 どんどんたまっていくので、 S美など勉強がいそがしい若い子などにあげたりした。 すごいよろこんでくれた。 そして、わたしも時には食べる。 提出物の締め切りが迫ったりしたとき、 「男の手料理」などど楽しんでられなくなるからだ。 そのとき、一番好んで食べるのは「北海道シチュー」だ。 食べながら音楽をかける。 「なにもないこ~とが~♪ しあわせ~なん~『です。』♪」 この時、心からこう思う。 もう今度はお袋を仰天させることがないように、 一歩一歩着実に毎日を送っていこう。 シングル「宇宙のはるか」B面 2001年10月20日発売 アルバム「起承転結9」収録 2002年10月23日発売 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月21日 16時18分00秒
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