2004/05/05(水)20:33
新・お騒がせ集団JYA
さて、うちの学校を去った人がいれば、
新しくうちの学校に来る人もいる。
そう、また今年もやってきた。
お騒がせ集団・JYA。
JYAとは、何度も何度も説明しているが、
日本の大学生向けの(一部大学を卒業されてから参加する人もいるが)
1年間の留学プログラム。
4月から6月まではJYAだけで英語の授業を受ける。
7月から9月まではプレセッショナル・イングリッシュコースに参加し、
10月から大学院に入学予定の留学生(主に中華系とラテン系)といっしょに授業を受ける。
10月から、学部に入って、正規入学の学部生と一緒に授業を受け、
エッセイなどの課題も学部生と同じようにこなし、評価も受ける。
ステップ・バイ・ステップでレベルを上げていき、
最終的には英国人の学生と同じ課題をこなすところまでもっていく。
なかなかよくできたプログラムである。
ちなみに、このプログラムは
大学院留学への登竜門的な側面もあることは
すでに書いたと思う。
(2003年9月24日JYAリターン )
そのJYAは4月の春学期からうちの学校に来るのだが、
私は3年前から彼らが渡英してくる時の
「緊急連絡先」をやっている。
いや、単に私が車と携帯を持っているというだけの理由で、
うちの学校の国際局職員、ジャック・イングルハートから
ボランティアを頼まれているだけなのだが、
これが結構いろいろあるのだ。。。。
2年前のN子ちゃんの「パスポート落としました」があった。
昨年はT子ちゃんたちの「今日泊まる所がわかりません」があった。。。
(2003年4月24日JYA )
今年はどうなることやら、
と思いながら待つ。。。
JYAがやってくるという日の夕方まで、
何の連絡もなかった。
おお、今年は優秀じゃん、
っと思っていると、
午後8時頃、携帯が鳴った。
「あの。。。」
女の子の声だ。
「わたし、J・Y・A、なんですけど。。。」
おいおい、君の名前はJYAかい?(苦笑)
と言いかけたが、思いとどまる。。。
「実は、寮に無事ついたんですけど、
インターネットの接続ができなくて。。。」
(ちなみに、うちの学校の寮は学部生から大学院生まで、
全室LANが入っていて、インターネットに接続できます。
昔はこれが売りだったけど、
今は結構どこの学校でも同じかな?)
私は答えようとした。
「ああ、それはね、日本で電話線使って接続してたでしょ?
エクスプローラーのツール開いて、インターネット・オプションをクリックして、
接続を開いて、ダイア。。。」
プツン、ピー、ピー、ピー、ピー
。。。。。電話、切れちゃった。
1時間、2時間、3時間。。。
仕事をしながら電話を待つが、かかってこない。
きっと、公衆電話からかけていて、
お金が足りなくなったのだろう。
まあ、いいだろう。
寮で、誰かに話しかければ、
親切な英国人の子が助けてくれるかもしれない。
それも勉強だ。
そんなこんなで、
最初は頼りなくスタートするJYAの子たちなのだけど、
1年も経つころにはいろんな経験をして、
みんな別人のようにしっかりしてくるのだ。
今年もいろいろありそうだなと思うけど
その成長を見るのは私の楽しみでもある。