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さて、今日は予告通り「とっておきの話」。
いや、話がとっておきかどうかはわからない。 でも、今日からとっておきの新キャラクターが登場します。 O田。 経済学のPhD(博士課程)1年目。 東京で外資系証券マンとしてばりばり活躍した後、 昨年うちの学校に来て経済学修士号取得。 で、優秀な成績にてそのまま学校に残ってPhDと。 証券マン時代は、相当に儲けていたらしいが、 「モーニング娘の新曲が出たから株価が上がる!」 とかいう予想が堂々とまかり通る、 あまりに前近代的な業界に嫌気がさして、 アカデミックな世界に入ってしまった。。。 歳は29歳だっけ? まあ、このO田。かみぽこぽこ自体は初登場ではない。 ソサエティの関係でちょいと登場したりもしている。 でも、これからはメインを張ってもらおうと思っている。 なんでかというと。。。 この切れ者O田も (しかし、これ全然、仮名になってないという説が。。。) PhDになって、授業などの拘束がなくなると、 次第に人との接触が少なくなっていき、 一人芸術会館のカフェで黄昏るということが多くなったからである。 O田も基本的に人に大演説かますのが大好きなのだが、 大演説かます相手がなかなかいなくなってきたのだ。 そこへ、かみぽこの魔の手が伸びる。。。(笑) ふふふ。O田。 待ってたよ。 君を「黄昏ぶらざーす3号」に任命する! 大いに語ってくれたまえ。 ということで、 S田のおっちゃん・かみぽこのコンビで 一部の方に絶大なる支持のあった(?) 「黄昏ぶらざーず大いに語る」 がO田という新キャラを得て 「新・黄昏ぶらざーず大いに語る」 として復活します! それでは、いってみよー! O田(以下O)「いやー、かみぽこさん。あれっすね。今回の訪朝って不思議ですよね。」 かみぽこ(以下K)「そう。どこが?」 O「いや、日本のマスコミはいろいろ言ってますがね。 僕は北朝鮮がなんでこんなに妥協したのかって思うんですよね。 だって、拉致家族は帰しちゃったし、 援助ったって国際機関通じてのたった80億円分でしょ。 それに、行方不明者の再調査まで約束しちゃった。 こりゃものすごい妥協ですよね。」 K「そうかもしらんな。」 O「それに、更におもしろいのはですね。」 K「うん、なんだ?」 O「今回、中国と韓国のマスコミが 小泉訪朝を大絶賛してるみたいなんですよ。 そして、小泉を批判してる日本のマスコミを ぼろくそに書いてるみたいなんですね。」 K「へええ、それは知らんかった。どういうことなんだろ。」 O「要するに、 中韓は北朝鮮が崩壊してもらったら大変だということですよ。 何千万の難民が中国に押し寄せるんですよ。陸続きですよ。 それに、韓国にしてみれば、全く技術も何もない、 労働者にならない人間を突然何千万も抱えることになる。」 K「そうだな。」 O「中韓は、北朝鮮の崩壊は おそらく15年単位で先延ばししたいはずですよ。 ところが、なんとか北の体制を維持させたいのに、 経済援助をやってもらわないといけない肝心の日本が 強硬な態度に出られたら困るわけです。 もう、日本の拉致問題、 中韓はハラハラしながら見てるんだと思いますよ。」 K「なるほどね。ところで、小泉を絶賛するのはいいんだけどさ。 中国も韓国も靖国はどうなったんだ?靖国は? あれだけ批判しとったじゃないか、小泉を。 いいかげんなもんだな。」 O「ええ、いいかげんですよ。 それは前にかみぽこさんが書いた通り、 靖国問題なんて、日中関係・日韓関係にとって、 実はは全然大した問題じゃないということじゃないですか?」 (2004年1月3日 結局、小泉首相の靖国神社参拝ってなんなのよ ) K「いや、そうだろ。 俺の言うこともたまには正しいこともあるだろ?(笑)」 O「いえいえ、いつもいいとこついてると思ってますよ。(苦笑) でもね、かみぽこさん。 僕はね、この靖国問題、 もう一歩踏み込んで考えてみたいんですよ。」 K「。。。どういうことだ???」 O「いや、要するにですね。 靖国問題ってのは、 中韓にいろいろ文句言われて日本が困るってことになってますけど、 実はあれは中国・韓国に対して小泉が仕掛けた罠なんじゃないかと。」 K「え?まさか。。。小泉が? わざわざ中韓を怒らせてなんになるっていうんだ?」 O「つまり、靖国問題で困ってるのは、 実は中国・韓国のほうだと思うんですね。」 K「どうして?」 O「それは商社にいたかみぽこさんのほうがよくご存知では。 要するにですね、経済的な力関係から見て、 日中、日韓では日本のほうが 圧倒的に強い交渉力を持っているということです。」 K「具体的には?」 O「例えば今の日中の貿易関係をみると、 中国の工場は精密な部品をほぼ日本から買わないといけません。 そして、組み立てた製品はほぼ日本に還流します。 中国経済は日本なしでは立ち行きません。」 K「なるほど。」 O「韓国も日本の技術協力なしでは、産業は成り立ちません。 自動車、製鉄。。。これ全て日本の技術協力で やっとこさやってるんですから。 これはかみぽこさんが前に言ってましたよね。」 K「そう。俺が商社マン時代、韓国に出張したら 向こうの大手企業の重役が言ってたよ。 『いやあ、ごめんなさいね。わが国はいつも日本のことを批判して。あれは表面的なものです。国内的に庶民に対して日本を批判し続けないといけないので。本当は日本がいないと工場が動きません。日本に感謝しています。許してくださいね。』 ってね。」 O「そうなんです。 中国も韓国も、国内での政府への批判をかわすために、 日本を批判してきた。 で、これまでは批判すると日本も大体引っ込んでましたからね。 それでうまくいっていた。ところが。。。」 K「ところが?」 O「小泉純一郎という首相が突然現れた。 彼は、中国や韓国が何を言おうと 涼しい顔をして靖国神社に参拝し続けている。 なにを言われようと 『中国も韓国もわかっていただけるはずです。』 と淡々と言うだけで。。。」 K「はははは」 O「それで、中国や韓国、困っちゃってきてると思うんですよ。 例えば中国の高速鉄道の入札。中国は 『靖国問題があるから、新幹線は受注できない』 みたいなことを言ってますけど、 実際中国は新幹線以外考えてないと思うんです。 フランスのTGVがライバルと言われてますけど、 あれは完全に当て馬。 TGVは速度こそ新幹線より少し速いですけど、 輸送量が新幹線の半分かよくて3分の2。 中国では高速鉄道は輸送量が全て。 新幹線以外は考えられない。 新幹線でないと困るんです。ところが。。。」 K「靖国問題って強気に言っちゃってるから。。。」 O「そうです。靖国問題で小泉が涼しい顔をし続けてるままなのに、 新幹線に発注を決めちゃったら、 中国政府は国内向けに面子が丸つぶれなわけです。」 K「なるほどね。つまり中国の本音は、 『どうか小泉さん。お願いします。頼むから、頼むからもう靖国神社には参拝しないでください。こっちは国内が大変なんですから』 というわけだ。」 O「そう。もうほんとに小泉さんが靖国に行く度に 中国はほとほと困っちゃってるんだと思いますよ。」 K「それで、O田はそれは小泉さんが意図的に仕掛けた罠なんじゃないかと。」 O「意図的かどうかまではわかりません。 最初は総裁選の時に、遺族会かなんかに頼まれて 『ああ、そうですか』ってことで軽い気持ちで行ったのかもしれませんね。 でも、小泉さんは政治的勘が抜群に鋭い方ですから、 今現在は間違いなく靖国参拝は 中国・韓国に対する外交カードとして使えると 意識してやってると思いますね。」 K「いつも言ってることだけど、おそるべし小泉純一郎ってことかな。」 。。。。ということで、 「新・黄昏ぶらざーず大いに語る」 でした。 いかがですか? 切れ者O田を迎え、 ますます楽しくやっていこうと思うんで、 今後ともよろしくね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年05月27日 21時20分56秒
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