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松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、私の勝手な解釈により紹介することで、人生と恋愛を考える(?)このコーナー。
今日はこの曲。 「最後の涙」 それでは、まずはいつものように、曲の世界から。 ------------------------------------------------------- 僕を愛してくれた あんな優しさで 今は他の誰かを 包んでいるんだね 見慣れた街に 君の姿を また追いかけている 淋しい事さ 僕を苦しめている 僕がここにいる 君の事を心が 求めて離さない 楽しい事 悲しい事も何もかも 君の最後の涙 今でもこの胸に ただ忙しく 過ぎる毎日 何の変わりもない あの時のまま 僕を苦しめている 僕がここにいる 君の事を心が 求めて離さない 僕を愛してくれた あんな優しさで 今は他の誰かを 包んでいるんだね (JASRAC許諾第J070214365号) ------------------------------------------------------- この「最後の涙」という曲は 昨年11月にシングルとして発売された新しい曲。 今年1月19日の「ヘイヘイヘイ」出演の際にも この曲を歌ったので、聴いたことがある人もいると思う。 この曲は、松山千春さんによると、 「男の女々しさ」 というものを表現した曲だという。 要するにどういうことかというと、 恋愛が終わったとき、 女性というのはあっさりしていて、 さっさと男のことなど忘れて 次の恋に向かうらしいのだけど、 男性というのはいつまでも引きずって うじうじと悩む。 女に新しい男ができたという噂でも聞こうものなら 激しく動揺する。。。 この「最後の涙」という曲は そういう男の女々しさを表現したのだという。 しかし、私は思うのである。 この「最後の涙」に出てくる男は立派だと。 確かに新しい男ができたという元彼女のことを想って うじうじと悩んではいる。 しかし、こんな時に 「僕を苦しめている 僕がここにいる」 と自分を突き放して見れる上に、 「僕を愛してくれた あんな優しさで 今は他の誰かを 包んでいるんだね」 などと優しく言うなんて、 なかなかできんことだと思うのだ。 私であれば、たぶん ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお くやぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい 。。。。と大騒ぎだと思うのだ、たぶん。。。(苦笑) まあ曲の世界のことなのでと言ってしまえばそれまでだが、 いずれにせよ松山千春さんの曲に出てくる人物は 例えば前回紹介した「途上」に出てくる人物や この「最後の涙」に出てくる男のように、 苦しい時でも自分の感情を抑えて、 相手を思いやることのできる人物が多い。 「お前ら、相手のことを思いやれる成熟した人間になれ。」 たとえ甘いラブソングであっても、 千春さんの曲は、そう教えてくれているような気がする。 シングル「最後の涙」 2003年11月5日発売 アルバム「風光る」収録 2003年11月5日発売 ------------------------------------------- 「松山千春」バックナンバーはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月08日 09時26分19秒
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