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ジョージ・W・ブッシュ氏が米国大統領が再選された。
日本に帰ってきたばかりで、 時差ボケの上にバタバタしてしまっているが、 この件について帰国前に黄昏ぶらざ~ずで 「もし、ケリー候補が勝ってしまっていたら」 ということで、大いに語っていたので、 それを基に、書いてみたいと思う。 かみぽこ(以下K)「ブッシュ、勝っちゃったな」 O田(以下O)「そうですね。」 K「どう見る?」 O「まあ、よかったんじゃないですかねえ。」 K「ほう、そうか? 世界中がブッシュの再選を望んでなかったんじゃないのか?」 O「まあ、マスコミはそう言ってますがね。 実際はね、そんなことはなかったんじゃないかと 思うんですよ。」 K「例えば?」 O「いやあ、これはもうマーケットの馬車馬さんに お株を取られましたね。 彼は『世界が望むブッシュ再選』として、 ブッシュ政権後、発展途上国で 貧困が減っている現実を指摘してますね。 要は、ブッシュ政権になって 軍事費の拡大によって 発展途上国から大量に輸入している。 その結果、発展途上国の経済成長率は高くなり、 貿易赤字が縮小しているということですね。 クリントン時代には、 軍事費を削減してましたが、 発展途上国に貧困が広がってました。」 K「やられたよなあ。。。(苦笑) 『世界が望むブッシュ再選』とはね。 本来、こういう思い切った論の振り回しは、 うちでやることだよなあ。。。。」 O「お株、取られましたね。(笑)」 K「しかし、ケリーが勝ってたらどんな世の中になったんだろうな。」 O「そりゃあ、むちゃくちゃですよ。(笑)」 K「まず、軍事費削減で 発展途上国の貧困の再拡大化。」 O「そうですね。 ケリーは、とりあえず思い切り、 イラクから撤退したがってましたからねえ。」 K「そしてイラクから米軍が撤退したら。」 O「とりあえずは、イラク国内はめちゃくちゃですねえ。 今現在もテロ頻発、首切り連発でめちゃくちゃですが、 まだ米軍がいるからこの程度で収まっちゃってるわけで、 これが米軍がいなくなったら、どうなることか。。。 米軍がいなくなっても、とりあえずイラクの暫定政府は残るわけで、 テロリストが政府への協力者を次々と襲って大変なことになるでしょうねえ。 とりあえず、イラクの内戦は必至。」 K「そして、他の中東諸国は?」 O「その前に、アメリカがイラクから撤退すると、 とりあえず、これまで冷や飯食わされていた ロシアやフランス、それから中国などが、 中東にやってくるでしょうねえ。」 K「なるほど。 まあ、軍隊を送り込んでくることはないにしても、 石油を巡って、米英ロ仏中独などが 駆け引きを繰り返すと。」 O「そして、中東諸国はそれぞれが 米英ロ仏中独などの大国をバックにつけて にらみ合う構図になると。 イランはなんか核をやるとかやらんとか、 もう既にまた言い出してますしねえ。。。」 K「そしてイスラエルか。。。」 O「そう、アメリカが中東から引き揚げることは イスラエルへのプレゼンスも弱まることを 当然意味しますから。。」 K「中東諸国同士が米英ロ仏中独などの大国をバックににらみ合い、 さらにその中東諸国とイスラエルがにらみ合う。。。 ああ、考えたくもないな、こりゃ。」 O「そして、わが国に関係あると言えば。。。」 K「北朝鮮か?」 O「そうですね。 まずもって言えることは、 ケリーが大統領になって、 米朝が直接交渉を始めるようになると、 拉致問題は1ミリも動かなくなりますね。」 K「うん。まずケリーはなによりも、 『ブッシュ的なもの』 の否定から入るだろうからね。 北を『悪の枢軸』と呼ばない。 金王朝の体制維持を保障する。 そのために、日本は拉致問題をどーこー言わず、 北に援助を出せと。」 O「なんどもここで我々が語っているように、 北を巡っては、 北の崩壊で何千万人の難民流入を恐れて なんとか北の体制を維持したい中韓に対して、 難民流入の恐れが少なく、拉致問題で強硬な日本、 そのバックに何をするかわからないブッシュ・アメリカ という構図で均衡していたわけですが、 これがケリーになると一挙に中韓の融和路線に 傾くでしょう。」 K「中韓もケリーに擦り寄るだろうしな。」 O「そうなると、北は 『もう拉致問題なんか解決済み』 一本やりになるだろうし、 北+中韓+米が日本に対して、 『早く、大量に北に援助を出せ!』 と、強硬に主張するでしょうね。 とにかく体制維持が平和なんだと。」 K「そして、誰一人として拉致被害者は帰ってこない、 誰一人として安否の確認はできなくなってしまうと。」 O「当然でしょうね。 ちなみに、ブッシュがこれから北に対して強硬路線を取るからと言って、 それが即、北を攻撃ということにはなりません。」 K「なぜ?」 O 「結局、アメリカにとって、北は資源も何もないところ。 戦争をやって何の利益もないからです。」 K「そうか。アメリカが強硬路線を取るのは、 北を攻撃するのと同義ではなくて、 東アジアの北を巡る均衡状態を維持するためなんだな。」 O「そうです。東アジアが不安定な状態でいてほしいのです。 なぜなら、もし北の問題が片付くと、 アメリカは大国・中国とアジアで直接対峙することになります。 中国が北に気を取られて、エネルギーを消耗してくれてる 今の状態のほうがいいのです。」 K「なるほどね。結局、ケリーが北に宥和政策を取ったら、 金王朝は今のままのさばる、東アジアで中国が強大化してバランスが崩れる、 日本にとっては拉致問題が一歩も進まなくなる。 ええことないやんけ。」 O「そういうことです。」 K「結局、ケリーが大統領になってたら、 ならず者が跋扈する、 暗黒の世界がやってきていたということか。」 O「そうでしょうね。 結局、平和、平和ってみんな簡単に言いますが、 平和ってなんだってことです。」 K「平和を訴えれば、平和が来るってもんじゃないってことか。 現実の世界をどうするかをまず考えずして、 平和などないということだな。」 O「そう思います。 平和を望むったって、 結局世界には、ならず者国家はいるし、テロリストはいるし、 宗教の対立はあるし、大国は利害が錯綜してるしってことです。 平和平和って言ったって、 この現実をどうするのかってことですよね。」 K「結局、ブッシュ・アメリカの強大な力が 世界をなんとか回してきたってことかね。」 ああ、まだ眠いです。 それでは、また。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月05日 11時28分33秒
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