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2005年03月28日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、私の勝手な解釈により紹介することで、人生と恋愛を考える(?)このコーナー。

さて、今回はこの曲。

「君と愛のために」

まずはいつものように曲の世界から紹介します。

-------------------------------------------------------
さよならを 君に告げる前に
この歌を 心こめて歌う
穏やかに 過ぎた日々のために
数々の 想い胸に抱いて
愛に悩んで 傷ついたこと
涙を止めることもできずに
正直に 生きてきたと思う
いつの日も たとえどんな時も

忘れない 何もかもが愛しい
幸せと 語り合える今日も
夢に破れて 全て失い
何も見えずにさまよい歩き
正直に 生きてきたと思う
いつの日も たとえどんな時も

さよならを 君に告げる前に
この歌を 心こめて歌う

さよならを 君に告げる前に
この歌を 君と愛のために
(JASRAC許諾第J070214365号)
-------------------------------------------------------
うん。。。。

この曲はね、
この部分だと思うんだよね。

「正直に 生きてきたと思う
いつの日も たとえどんな時も」

まあ、まっとうな言葉なのだけれども、
大事なのは、この言葉が使われているのは、
今まさに1つの恋愛が終わろうという時だと
いうことだろう。

誰でも経験することだと思うけれども、
恋愛が終わろうとする時なんてのは、
心は乱れまくるもんで、
相手のことを殺さんばかりに激しく責めたくなるし、
自分自身のことも死にたいくらい嫌になる。。。。

そんな時に、乱れる気持ちをぐっと抑えて、
「正直に生きてきたと思う」
と胸を張って言うというのは、
結構大変なことなのである。

そして、この「正直に生きる」ということは、
恋愛中、そして恋愛が終わる時には
全くと言っていいほど
相手から評価されないものなのだ。

恋愛中は気持ちが燃え上がってしまっているので、
相手が「正直」かどうかなんて関係ない。
相手が「正直」であろうがなかろうが
好きなんだから関係ないわけだ。

ましてや恋愛が終わる時なんて、ねえ。。。

しかし私は最近、
この「正直に生きる」ことが、
実は恋愛の勝負を決めると思っている。
(そもそも恋愛に勝負があるのかどうかという問題はあるけど、
ここでは一応勝負という表現を使わせてもらいます。)

恋愛というのは、
そもそもほとんどが終わってしまうものだ。
結婚する相手との恋愛を除いてはね。

ということは恋愛の勝負ってのは
最終的に成就するかどうかではない。
恋愛っていうのは、
実は終わった後こそが
本当の勝負なのだと思う。

恋愛が終わって冷静になった時
初めて気づくことがある。

恋愛中というのは
相手が浮気ばっかりしたり、
飲んだくれて家に帰ってこなかったりしても、
なんとか自分の方を振り向かそうと
必死だったりするもんだ。

「それでもいいと♪ なぐさめていた♪
それでも♪ 恋は恋♪」

なわけですね。(笑)

ところが、恋愛が終わると、
燃えていた時にはわからなかった、
相手のそういうひどい部分が
よく見えるようになってくる。

なんてひどい人だったんだと。。。。

こうなると、
もうあんなひどい人とは
会いたくもないというだけではなく、
二度と思い出したくもない、
ということになる。

そして、相手のことを
心から消していくことになる。

それに対して、恋愛中に
相手が正直な、誠実な態度であり、
そして恋愛が終わった時にも、
つらい気持ちを抑えて
自分のことを思いやる態度を
貫いたとする。

そういう態度は、
恋愛中や終わった直後には
あんまりよく伝わってこない。

しかし、この「正直さ」は
後から必ず効いてくるのだ。

「あの人、いい人だったな。」
「どうしてあの誠意に応えられなかったのだろう。」

こうして「正直さ」というものは
恋愛が終わった後も自分をいつまでも悩ませ、
自分の心の中に残っていくことになる。

私は、

「恋愛ってのは
実は終わった後こそが
本当の勝負なのだ」

と書いたが、その勝負では

「別れた相手の心の中に
いつまでも残っていくこと」

が勝利なのだと私は思う。
そして、その勝負を決めるのは、

「正直さ」

なのだと思うのだ。

「君と愛のために」という曲は、
一見恋愛の終わりには
きれいごとすぎるようで、
実感がないような気がする。

しかし、この曲は
恋愛中、そして恋愛が終わった時、
感情に走りたくなるところをらず
ぐっと抑えて「正直に」生きること、
そして相手のことを思いやることを
最後まで貫くことの大切さを
教えてくれているのである。

アルバム「STANCE」収録     1986年4月25日発売

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最終更新日  2007年04月08日 06時22分18秒



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