5783932 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

フリーページ

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん
スタジアムは燃えて… バロン82さん

コメント新着

 ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
 ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2005年12月21日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、今日はこの話題でいきましょう。

『フィギュアスケート:浅田真央のトリノ出場 
会長、改めて否定:国際スケート連盟

国際スケート連盟(ISU)のオッタビオ・チンクアンタ会長は17日、
東京・代々木第1体育館で会見し、
ISUの年齢制限規定のためトリノ冬季五輪出場資格のない
浅田真央(グランプリ東海ク)について

「ルールはルールであり、
(出場は)総会で規則改正されない限り認められない」

と述べ、特例措置などによる同五輪出場の可能性を改めて否定した。

ISUの年齢制限規定では、
五輪前年の7月1日時点で15歳となっていることが
五輪と世界選手権の出場資格の条件であるため、
9月25日に15歳になった浅田真は約3カ月届かない。
同会長は

「個人的には五輪で見たいと思うが、会長としては別。
規則は医学的見地から定められたもので、
技術的見地からではない」

と説明。日本スケート連盟から
出場の嘆願申請がないことを述べたうえで、

「日本連盟から申請があり、
それを受けて理事会が総会を開くと決めれば総会を開くが、
私から働きかけはしない。
理事会は一選手の利益にかかわることでは動かない」

と強調した。』(毎日新聞)

うん。。。

女子フィギュアスケートの
グランプリ・ファイナルで優勝した
浅田真央の特例での五輪出場を望む世論が
高まっているようだ。

日本スケート連盟には
電話が殺到して日常業務が
ストップしているようだし、
ついに純ちゃんまでもが

「なんで出れないのかねえ。
不思議だねえ~」

と、発言しちゃったほど(苦笑)
日本は大騒ぎになっちゃってる
ようなのだが、
別に嫌いな純ちゃんが
言っちゃったからと
いうわけでは決してないが(苦笑)
今日は世論の流れに大きく反して
こんなことを書きたい。

「浅田真央に特例はいらない」

要は、特例措置を取ってまで
浅田真央を五輪に出すことはないと
私は考えている。

私はISUの主張する
「医学的見地」の妥当性を
論じることはもちろんできない。

ただ、現在そういうルールがあるという前提で
五輪のフィギュアスケート競技に関わる
すべての人が動いているという
現実があるわけで、
その中で浅田真央が
置かれた状況を考えてみて、
彼女の五輪出場には反対だと
論じてみたい。

浅田の現状というのは、
日本スケート連盟
城田憲子フィギュア強化部長の発言で
きちんと説明されていると思う。城田氏いわく、

「一人のために総会を開いてもらうのは現実的には無理。
(ISU加盟団体の)立場から軽はずみに陳情など言えない」

「浅田真央のことで連盟が揺れては、
(他の五輪候補の)選手たちも揺れてしまう」

「浅田は07年世界選手権のために
今季のGPシリーズに出した」

城田氏のこの発言は
いろいろ批判に晒されているようだが、
私は至極まっとうなもので、
浅田真央の特例申請問題についての
連盟としての説明責任を
きちんと果たしたものだと
評価したいと思う。

この城田氏の発言で示唆されることは、
浅田真央本人も彼女のスタッフも
そしてスケート協会自身も
浅田の五輪出場に関して
明らかに準備不足だということだ。

言い換えれば、
浅田はそもそも今期、
五輪に出場することを前提として
準備していない、
五輪に調子のピークに来るように
スケジュールを組んでいないということだ。

こう書くとなんとなく
意外に思う人がいるかもしれないが、
考えてみりゃ当たり前のことである。
浅田が五輪に出場できない
年齢制限のルールがあるのだから。

だから、浅田は現在絶好調であるけれども、
年を越して五輪になった時に
今の好調を維持しているかどうかは
わからない。

格好の例がある。
「祝、荒川静香世界フィギュア優勝に思う」
取り上げたけれども、
2年前のGPファイナルで優勝した
村主章枝が世界選手権では惨敗し、
逆にGPファイナルでは
村主の後塵を拝した荒川静香が
世界選手権で優勝した。

村主はGPファイナルの優勝後に
明らかにモティベーションが
低下していたし、
逆に荒川は世界選手権に
ドンピシャリ標準を合わせていたから
この結果になった。

12月の時点での女王が
五輪の女王になるとは限らない。

今回のGPファイナルで
浅田の後塵を拝した女王・スルツカヤは
浅田に敗れたことなど
全く気にしていないだろう。

彼女は五輪にピークが来るよう
調整中なだけであって、
いろんな課題に取り組みつつ
試合で試している段階であるから、
その過程で2位になろうが3位になろうが
そんなことはどうでもいいのである。

五輪本番で全ての課題が克服されて
金メダルが取れればいいのだから。

それはスルツカヤに限らず、
村主・荒川・安藤・恩田の
ベテラン日本勢も同じことである。

確かに浅田の勢いには
彼女たちも驚いているだろう。

しかし、彼女たちはスルツカヤ同様、
五輪本番に向けて課題を克服し
調子を上げていく段階であることを
自覚しているし、
彼女たちが五輪本番で想定している
パフォーマンスのレベルは
今の浅田のパフォーマンスより
レベルが高いもののはずだ。

彼女たちは五輪でメダルを狙っているのである。
浅田のことは眼中にないというのが、
本当のところだろう。

特に外国人コーチに指導を受けている
荒川と安藤はそう考えているのではないだろうか。

私は以前、「アテネ五輪ショートエッセイ・総集編」
日本では「五輪と五輪の間の中間年の王者」が多いこと、
五輪本番で調子のピークにもっていくのが
上手でない選手が多いことを書いた。

逆に言えば、外国勢というのは、
調整試合は調整試合と割り切って、
本番一発勝負にピークを合わせるのが
うまいわけである。

先に書いたように、
2年前の世界選手権で、
荒川は見事にピークに持ってきたし、
安藤のコーチの発言を聞くと、
現在の安藤の不調について
ほとんど問題視していないことがわかる。

彼女たちは五輪最終選考会の
全日本選手権でさえ、
なにがなんでも優勝する必要はない。
日本勢で3位以内に入りさえすればいい
調整試合の1つと位置づけているだろう。

翻って浅田真央である。
彼女は今の勢いなら、
全日本選手権も勝つかもしれない。

しかし、彼女は五輪出場については
何も準備してないわけだ。
調子のピークが五輪に来るような
スケジュールは組んでないし、
連盟の説明のように、
再来年の世界選手権を念頭に置いた
GPシリーズ出場だとしたら、
まさに今が調子のピークなのかもしれない。

浅田が五輪出場について
何も考えてこなかったことも問題だ。

五輪は他の試合とは全く違う。
想像を超える精神的重圧がかかる試合だ。

その重圧を受けたときに
浅田の精神状態がどうなるか
誰も想像できない。

今の勢いのまま押し切るかもしれないし、
重圧につぶれてしまうこともありうる。

もし重圧につぶれてしまったら、
浅田の選手生命をつぶすリスクも
大いに考えられるのだ。

15歳の女の子が
わずか1-2ヶ月で
五輪に出場するための
心の準備ができるのか?

考えただけでも恐ろしいことだ。
あまりにもそのリスクは大きすぎる。

もちろん五輪で勝つには、
実績のあるベテランだけではなくて、
勢いのある旬の選手も必要だ。

しかし、今回のトリノ五輪で
その役割を期待すべきは
浅田ではなく中野由加里である。

彼女が村主・荒川・安藤・恩田に
割って入って
五輪代表になることは
連盟も大いに期待しているんじゃ
ないかとは思う。

要するに、五輪で調子のピークに
持ってこれずに惨敗した選手、
五輪で重圧につぶれ、
そのまま終わってしまった選手、
我々日本人はこれまで
どれほどたくさん
こういう悲惨なシーンを
見てきたことかということなのだ。

「かわいい真央ちゃんを五輪でみたい」
「真央ちゃん五輪に出れなくてかわいそう」

そんな安易な世論で
浅田真央という稀有な才能を
つぶしてはならない。

ましてや、世論に敏感な
純ちゃんの人気取りな軽口で
浅田が五輪出場に追い込まれるなど
あってはならんよ。(苦笑)

一国の首相が
ルールなんてどうでもいい的な
発言をするなんて、
どうかしている。

浅田真央の将来について
もっとまじめに考えるべきなのだ。

「浅田真央に特例はいらない」

浅田はあくまでバンクーバー五輪の候補。

トリノ五輪は村主・荒川・安藤・恩田・中野から
選ばれた3人が高いレベルのメダル争いを
やってくれることを期待すべきなのである。

それでは、またね。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年12月21日 16時36分36秒



© Rakuten Group, Inc.
X