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さて、英国留学回想録です。
今日は「大学院入学への最後の戦い」 第5回。 「レイトン・スミス教授へのメール」。 前回書いたのは、 私はプレセッショナルコース修了後、 大学院入学の合格のためには 試験を受けないといけない条件になっていたのだが、 その試験の内容と授業でやっていることが 全く違うということに 不安と疑問を感じたということである。 要は、試験は文法中心の内容、 コースはエッセイの書き方とプレゼンテーション中心 だったわけだが、 私はこのままでは試験に落ちてしまうと 強い不安を持った。 なんとかしなければいけない。 どうするか。。。。 ここまでが前回書いたことである。 私はとにかく試験を受けないで大学院に入学できるよう 画策しようと思った。 今思うと、これはむちゃくちゃなんだけど、 あの時はとにかくなんとかしようと必死だったのである。 私は先日、挨拶に行った 私が入学予定の政治学修士課程の コースダイレクター、 アラン・レイトン=スミス教授にメールを送った。 「こんにちは。 先日ご挨拶に伺いました、 今年政治学修士課程に入学予定の かみぽこです。 プレセッショナルコースも休みの期間が終わり、 今、英語の勉強に取り組んでいます。 今日メールしますのは、 私の大学院入学の条件のことです。 私の条件は 『プレセッショナルコース2ヶ月受講後、 コースが実施する英語力検定試験を受検して 合格すれば入学許可』 というものです。 しかし、私はこの英語力検定試験について、 疑問を感じています。 と言いますのも、 私は今、プレセッショナルコースで 毎日エッセイの書き方とプレゼンテーションのやり方を 学んでいます。 しかし、英語力検定試験の内容は、 文法の知識の確認です。 私はこの2ヶ月間、 プレセッショナルコースで文法を学んでいません。 私の英語力は2ヶ月間で 少しずつ向上していると確信していますが、 文法力が伸びているとは思えません。 このままでは、 私はプレセッショナルコースを一生懸命受講したにも関わらず、 試験に落ちて日本に帰らないといけなくなります。 私はプレセッショナルコースに1400ポンド(約28万円)も 受講料を払っています。 これで文法を学べなかったのに 文法の試験ができなかったからといって 日本に帰れというのでは、 芸術会館大学の語学スクールは 詐欺みたいなもんだと私は強い不満を持ちます。 私のお願いは1つです。 私の大学院への入学条件を 試験から別の条件に変更いただけないでしょうか。 例えば私はこのプレセッショナルコースで 何本もエッセイを書いています。 大学院修士課程の評価は 5000ワードのエッセイ6本と、 修士論文だと認識しています。 だから大学院での勉強は、 文法より、ライティング力が最も重要なことだと 理解しています。 どうか、私のライティング力が 大学院入学に値するかどうかを 私の書いたエッセイから 評価していただけませんでしょうか。 実は私のプレセッショナルコースでのライティングの先生は 政治・国際関係学部の博士候補生 リチャードがパートタイムで務めています。 彼と話し合っていだだけないでしょうか。 大変ご無理な相談をして申し訳ありません。 しかし、私はどうしてもこの学校で 政治学を勉強したいのです。 どうぞ、ご検討お願いいたします。」 。。。。。いったいどういうメールを送ったのだ? と、今思い出すと ただただあきれるばかりである。 神をも畏れぬというか、 あつかましいというか、 ただの馬鹿というか。。。。 語学スクールは詐欺みたいなもんだとか、 よく言えたもんである。 もし私が教授の立場でこのメールを受け取ったら、即座に 「あほなことを言うな。ちゃんと試験を受けなさい。」 と一喝するだろう。 ところが。。。 レイトン=スミス教授から返事が来たのである。 「ハーイ、かみぽこ。 メールは読みました。 明日、私4時にコースの授業が終わった後、 私の研究室に来てください。」 。。。。一喝されなかった。 このむちゃくちゃな申し入れを 少しは聞いてくれるということだろうか? 翌日、授業が終わった後、 私は教授の研究室に向かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月20日 17時36分03秒
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