かみぽこぽこ。

W杯の日本代表、決まりましたね。
一応うちでも記録しておきましょうか。

GK（３人）　

土肥洋一（３２　F東京）
川口能活（３０　磐田）
楢崎正剛（３０　名古屋）

DF（８人）　

田中誠（３０　磐田）
宮本恒靖（２９　G大阪）
三都主アレサンドロ（２８　浦和）
中沢佑二（２８　横浜M）
中田浩二（２６　バーゼル）
坪井慶介（２６　浦和）
加地亮（２６　G大阪）
駒野友一（２４　広島）

MF（７人）

福西崇史（２９　磐田）
中田英寿（２９　ボルトン）
中村俊輔（２７　セルティック）
小笠原満男（２７　鹿島）
稲本潤一（２６　ウェストブロミッチ）
小野伸二（２６　浦和）
遠藤保仁（２６　G大阪）

FW（５人）

柳沢敦（２９　鹿島）
高原直泰（２７　ハンブルガーＳＶ）
玉田圭司（２６　名古屋）
大黒将志（２６　グルノーブル）
巻誠一郎（２５　千葉）

うん。。。

「サプライズ」

はなしだったね。
でも、W杯の2年前の
親善試合ならともかく、
W杯に出場する選手の
最終的な発表で
サプライズなんていらないよ。

以前こんなエントリーを書いたけどね。

2005年3月30日
「ジョー･コール、代表20試合目の歓喜！」

いまやイングランド代表の主力、
ジョー・コールもなかなか
代表の主力と認められなくてね、
親善試合で時折鮮やかなゴールを決めても

「守備が甘い」

とか、激辛の評価を受け続けたわけだ。
それが代表20試合目でようやく、
国民が認めるイングランド代表の
レギュラーに定着できたことを
書いたわけだね。

イングランド代表では
若手がちょっとリーグ戦で
活躍したくらいでは、
簡単に代表選手と
認めてもらえない。

オーウェン、ルーニーと
ワンダー・ボーイを輩出してきた
歴史があるじゃないかと反論もあろうが、
彼らはたとえ年齢は１０代でも、
すでに成熟した大人の選手として
最初から主力として代表に迎えられた
いわば例外中の例外のケースだね。

あの、フランク・ランパードでさえ、
なっかなか代表として認めてもらえず、
W杯日韓大会は落選、
２００４欧州選手権も
レギュラーで使うべきかどうか
ギリギリまで国内は議論沸騰だった。

言葉を変えて言うとね、
イングランド代表には

「選手の格」

というものが
厳然と存在している
ということだよね。

若手がちょっと粋がいいからといって
すぐにレギュラーみたいなことはない。

大物が負傷で外れていて
その間に若手ががんばっていても、
大物が戻ってくれば
当然のごとくレギュラーに復帰する。

そのことについて
若手を使えという声は
ほとんど起きない。

若手を起用した場合、
その粋のよさよりも、
細かなミスを批判することが多い。

「まだ代表としては甘い」

ミスしても大目にみて
若手の成長を期待する
なんてのはない。

「まだダメだ。まだダメだ。」

ジョー・コールもランパードも
何度も何度もダメだダメだと
言われ続けて、
ようやくレギュラーの座を
勝ち取ったのだ。

だから、私はジーコが
若手をあまり試そうとしないことは
至極常識的だと思っていて、
ちょっと活躍したからといって
抜擢してもらって、
ミスをしてもまあ次がんばれと
許してもらえるなんてのは、
代表レベルではありえないでしょと
いうのは正論だと思う。

「代表は完成された選手だけでいい。」

だから、代表選考に
「サプライズ」はいらないと思う。

まあ、今回イングランド代表は
ウォルコットという
プレミア・リーグ出場ゼロ試合の
１７歳を大抜擢という
サプライズがあったね。（苦笑）

まあ、プレミア・リーグ出場ゼロ試合で
W杯で爆発したアーセナル所属選手といえば、
確かJUNICHI　INAMOTOという
過去の例があるみたいなんで、（爆笑）
ウォルコットもひょっとすると
ひょっとするかもしれんよね。

でもね、この「サプライズ」ってのは
ルーニー骨折という不幸があっての
サプライズだから。。。

日本代表の過去のサプライズを考えても、
どうにもネガティブな印象があるよね。

９８年フランス大会のサプライズは
カズの落選でしょ。

私はあの時のカズが
仮に選ばれていても
何ができたかは疑問に思うけど、
もしカズがフランス大会の２－３年前の
いい状態をキープできていたならば、
０点に終わった
アルゼンチン戦、クロアチア戦は
違った展開になったかもしれないよね。

日本にとってカズが
全盛期を終えていたことは
不幸以外の何でもなかった。

０２年日韓大会のサプライズは
中村俊輔の落選と、
中山・秋田の選出でしょ。

中村の落選の理由は

「引きこもりだから」

というものだったし、（苦笑）
中山・秋田の選出に関しては
主力選手の精神面の弱さが
不安ということで、
精神的支柱になれるベテランを
急遽呼んだって感じだった。

なんか、選手が
まだまだ精神的に幼稚で
トルシエ監督は
不安がいっぱいって
感じだった。

要は、代表選考に関する
「サプライズ」ってのは
マスコミは期待してたかも
しれないけれども、
あんまりポジティブに
起こることじゃないような
気がするんだよね。

今回「サプライズ」がなかったってことは
それだけチームが充実している証拠だし、
世界的な標準から見ても
ようやく普通に代表チームが
組めるように日本もなったなあって
感じなんじゃなかろうかね。

「サプライズ」などないからこそ、
ようやくまともに戦うチームに
なれたのだと言える。

後は、最後の合宿で
どれだけチーム力を
高められるかだけだ。

日本はチャンスがあると思うよ。

過去のW杯を見ても、
ベスト４のうち１チームくらいは
ダークホースが
勝ち上がってくる。

９４年のスウェーデン、
９８年のクロアチア、
０２年のトルコ・韓国、

今回も１チームくらい
ダークホースが来るだろう。

日本が勝ち上がっても
全然おかしくない。

中田、小野、中村、稲本の
中盤の顔ぶれは
一部のビッグチームを除けば、
世界的に見ても
知名度・実績ともに一級品で
どこに出しても
恥ずかしくないと思うよ。

まあ、オーストラリアが
勝ち上がったとしても
全然おかしくはないのは
一緒なんだけどね。（笑）

サプライズがないからと白けずに、
サプライズがない今回こそ
日本代表にとって過去最大のチャンスだと
がんばって応援して
いこうじゃありませんか！

尚、W杯に関しては
かみぽこぽこでは

「稲本潤一はご近所様♪」
「イングランド代表戦記」

の２つのシリーズで、
日本代表とイングランド代表を
サポートするという
違った角度からのエントリーを
書いていこうと思っておりやす、はい。

１つよろしくお願いしたいと。

それでは、またね。



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