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さて、今日はこの季節になると
かみぽことかみぽこカーが 突如人気者になるという話を書こう。(苦笑) 学部生は先週末で 1年間の全ての日程を修了し 夏休みに入るんだよね。 そうすると、 大学内の寮に住んでいる1,3年生 学校外のフラットに住んでいる2年生ともに 住居の契約が切れるので、 荷物を住居の外に出さなければならない。 3年生は卒業するから 荷物は基本的に日本に送り返せばいいのだけど 1, 2年生はどこかに荷物を預けないといけない。 このシステムっていうのは 英国人学生にとっては 悪いシステムではない。 学期中以外の休みの期間、 学生と住居の契約をしないで 住居費を取らないというのは、 教育費の負担を軽くするための サービスだと大学側は考えている。 英国の大学生は学期が終わったら 実家に帰ればいいんだし、 荷物は親が車で来てくれる。 ところが、留学生にとっては ほんとこれは大変。 簡単に言えば、 学期終了と同時に、 外国で荷物ともども路頭に迷う という事態になるわけである。 実家に帰れって言ったって、 留学生にとってはそれは外国なんで そう簡単にはいかないって ところもあるしね。 まあ、学校が荷物を預ける倉庫を 用意してくれないわけじゃないのだけど、 いろいろと過去問題があったこともあって あまり使いたがらない子も多い。 ということで、 まあ、お約束事というかね、 ここで 「日本人学部生の 英国のお父さん・かみぽこ」 の出番となる。(苦笑) ほんとはお兄さんくらいに しておいてほしいものだが。。。(涙) 英国人学生のお父さんのように 車に学部生の荷物を載せて、 私のフラットの客間に運び込んで 夏休みの間、保管してあげる。 9月になって新学年が始まる前に 学校に戻ってきた彼らの 新しい住居に荷物を運ぶ。 もうこんなことを何年もやってきた。 これについてはね、 若い子達を甘やかしてるというかね、 いろいろなことを言う人もいるけれど 私はこれでいいと思ってるんだよね。 彼らについてはできるだけのことを してあげたいと思っている。 さて、今年度については 最初に頼んできたのは 日本人会の新会長になった 政治学部の2年生の女の子。 その子は夏休み、 インドでボランティアをして 9月末に学校に戻ってくる。 その間、荷物を預かってほしいと いうことだった。 それで、彼女の荷物は 現在私が資料置き場に使っている 客間に置くことで段取りをしていた。 ところが。。。 私の母校から 1年間の交換留学生として 来ていた男の子が。。。 「実は、大学中退して、 10月からロンドンの大学に 編入することになったので 荷物預かってもらえますか?」 な、なんで日本の大学辞めんのよ、 もったいない。。。 「やっぱり、日本の大学はぬるま湯だから 自分を鍛えたいです。」 そういう奴、いたりするんだよな。。。(苦笑) まあ、よく決断したな。 決めたんなら、がんばれ。 ということで、 客間だけではスペースが 足りなそうなので、 廊下から荷物をどけて整理した。。。(苦笑) そしたら。。。 もうすぐ卒業の 日本人会前会長の彼から。。。 「荷物預かってほしいんですけど。。。」 お前、卒業やろうが?(苦笑) なんで?? 「秋からスウェーデンで 福祉について勉強するので 一部荷物を残して イギリスからスウェーデンに 持って行きたいんです。 9月に一旦戻ってくるので、 それまでの間、 少し預かっていただければ。。。」 そうか、人生いろんな道があるなあ。 ということで、 この2人の荷物で客間が埋まり 最初に約束した女の子の荷物は 廊下にという段取りに変更。 そこへ。。。 その彼女の近所に住んでる 理系の2年生イケメン君から 「あの子の荷物を運ぶ時に 僕のもお願いできますでしょうか。 荷物は彼女の家に運んで置きますから。 僕、インターンでロンドンに すぐに行かないといけないので 直接荷物運べなくてすみません。」 ということで イケメン君の荷物を運んだが、 廊下は空けておきたかったから、 結局彼の荷物は 私の寝室に入れることにした。 9月までイケメンの荷物と 一緒に寝るのか。。。(涙) 「私、自分の分は倉庫業者に頼みます。 本当に申し訳ないです。。。」 女の子がそう言う。 いやいや、最初に君と約束したのだし、 君の荷物を預からないのは筋としておかしい。 だから、廊下のスペースはずっと空けていたし、 タダより安いものはないんだから、 遠慮しなくていいよ。 と、責任感の強い女の子を なんとかかんとか 説得(というのもおかしいけど。。。=苦笑)して 彼女の荷物を廊下に運び込んで 本年度の全てのミッション完了!!(笑) 「かみぽこさん、 なんかやつれてらっしゃらないですか?」 えっ?ああ、ちょっといろいろあるから あんまり食ってないんだよな。 「だめですよお。ちゃんと食べないと。 あっ、そうだ。カレー食べたいな。 作ってくださいよお。」 ということで、 彼女と同じ政治学部の2年生の男の子を呼んで 急遽「かみぽこカレー」を振る舞うことになった。 さっき書いたように、夏休みに 女の子はインドにボランティアに行くのだけど 男の子の方はケニアにボランティア行くらしい。 近頃の若い子はすごいね。。。(笑) 「かみぽこさん、僕らのために 一曲歌ってくださいよ」 と、男の子に言われたので、 それじゃということで 「旅立ち」 を軽くギターで弾き語ってあげた。 私の瞳が♪ ぬれているのは♪ 涙なんかじゃないわ♪ 泣いたりしない♪ この日がいつか♪ 来る事なんか♪ 二人が出会った時に♪ 知っていたはず♪ 私の事など♪ もう気にしないで♪ 貴方は貴方の道を♪ 歩いてほしい♪ るーるるるるー♪ るーる♪ るーるるるー♪ るーるるる♪ るーるーる♪ るる♪ るるるるるる♪ るー♪ さよなら言わずに♪ 笑ってみるわ♪ 貴方の旅立ちだもの♪ 泣いたりしない♪ 言葉はいらない♪ 笑顔をみせて♪ 心の中の貴方は♪ いつもやさしい♪ 私は泣かない♪ だって貴方のーー♪ 貴方の思い出だーけーは♪ 消えたりーしない♪ 私の瞳が♪ ぬれているのはーー♪ 涙なんかじゃなーいーわ♪ 泣いたーりーしない♪ 涙なんかーじゃなーいーわー♪ 泣いたーりー♪ しーなーいー♪ (JASRAC許諾第J060213317号) 2人とも涙目になってたよ。 まあ、わたくしめの歌唱力を もってすれば当然だ。 うひょひょ。。。 インドとかケニアとか 想像もつかんけど、 まあ、がんばっておいで。 それでは、またね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月01日 02時00分15秒
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