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2006年07月17日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「稲本潤一はご近所様♪」ですよお♪

W杯関連のエントリーは
これが最終回になるね。

そして、「稲本潤一はご近所様♪」は
一応これで一区切りというかね、
今回が最終回になります。

まあ、別にサッカーに詳しいわけでもなく
私の海外経験から稲本君の闘いを読むという
全くもって独特なやり方で書いてきたのだけど
それが意外なほど皆さんのご愛顧をいただいて
イナ・ファンの方々をはじめとして
多くの方々と交流できたことを
うれしく思ってます。

あと、「ご近所様♪」になったのが、
稲本君だったのが
とてもラッキーだったなと思います。

日本人選手だったら
誰でもよかったわけじゃない。
稲本君の人間性のすばらしさが
このシリーズをいいものに
してくれたと思います。

稲本君の苦闘時代に始まった
このシリーズは
最後にW杯本番で
レギュラーポジションを
実力で奪回するという
最高の展開になったわけですが
これは並大抵の精神力じゃ
できないことですよ。

本当にすばらしかった。

もちろん、来シーズンもWBAでプレーした場合、
「続」だか「新」だかわからないけれども、
新しいシリーズとして続けるだろうし、
別のチームに移籍してしまっても、
「ご近所様♪」ではなくなるけれども
イングランドである限りTVでは観れるから、
なんらかのエントリーは書けると思います。

さて、今日は最終回としてね
日本代表について
思いついたことをいくつか
書いてみたいと思うんだよね。

最初は、この話から始めてみたい。

昨年の年末のことだけどね、
PRIDE男祭りの宣伝を
フジテレビが散々やってたでしょ。
あの時、

「バルセロナ五輪で
吉田秀彦が金メダル獲得。
小川直也は銀メダルと惨敗。」

って、散々放送してたよね。
でも、気にならなかった?

「銀メダルと惨敗」

って、なんだよって。。。(苦笑)
銀メダルって

「世界2位」

だよ。なんかおかしくない?
惨敗って。。。

柔道は日本のお家芸だからと言うなかれ。
東京五輪1(1964年)で正式種目になって
すでに42年も経っているじゃないか。

あのプーチン大統領が

「私は柔道家です。」

と、言い切るまでになっているんだよ。(苦笑)
柔道は立派な国際競技になっている。
それでもいまだ日本では
「銀メダルは惨敗」なのである。

それを考えたら
日本のサッカーなんて
欧州・南米諸国からしてみれば、
Jリーグが誕生して13年、
欧州リーグでプレーする選手が出てきて
まだ10年にもならず、
それも中田はよく知ってるけど
小野、稲本は名前だけは
聞いたことあるかなあって
感じであって、
そんな国にW杯で負けるなんて、
日本の「柔道は銀メダルで惨敗」以上の
大惨敗であって、
ありえないことなんだと思う。

実際、2002年には日本に負けて
ロシアで暴動が起こったわけだし。。。(苦笑)

今回のW杯の前でも、
日本と対戦する国々のメディアは

「日本には問題なく勝てる」

って、論調だったでしょ。
それは3カ国にとっては
非常に力みのない
自然な感覚だったのだと
私は思うね。

ただ、私は1つ言いたいのだけど、
W杯で敗戦した後の
日本の論調を読んでいるとね、
まるで日本人が
劣等民族であるかのような
感じを受けるんだけれども、
それは違うと思うんだよね。

オシムが言っていたでしょ。

「日本は経済大国と言われているが、
経済大国がサッカーも強いと思ってはいけない。」

その通りなんだけれども、
これは裏返すと

「サッカー以外では
結構世界でいけてる」

ってことを
彼は言ってるんだよね。

まあ、経済や政治は
ちょっと置いとくとしてもね
私はいつも納得がいかないことがあって、

「日本人は体格が劣る」
「日本人は身体能力が劣る」

って言うでしょ。
特に、スポーツで負けたりすると、
すぐにそういう方向でマスコミが書く。

しかし、私は欧州に長らく住んでいて
留学回想録にいつか書いたように
ウェイトリフティング部の英国人学生と
相撲をして互角以上の勝負をして
投げ飛ばされなかったし、(苦笑)
別に体格や身体能力が劣るなんて
感じたことはないよね。

日本人は足が短いとかいう
特徴はあると思うけど、
劣等であるというのは
いまひとつよくわからない
というのが実感。

私は昔、こんなエントリーを
書いたんだよね。
(2003年7月25日
「究極の日本代表!?」

読み返すとなんだこりゃ
って感じだけど(笑)
ここで言いたかったことは
日本人にも外国人に劣らない
体格と身体能力を持った
スポーツマンは
ゴロゴロいるよということ。

ただ、日本では一番体格がよく
運動神経がいい子供は
サッカーではなく野球を
やるんだよね。

近年、サッカーをやる子が
増えてきたとはいえ
やっぱり今でも子供たちの
(そして、その親にとって)
ファーストチョイスは野球である。

サッカーの「黄金世代」というけど、
それは野球では「松坂世代」。
いくらサッカーが「黄金」といっても、
体格・身体能力とも
「松坂世代」のほうが
はるかに優れているのは
一目瞭然だ。

それに対してね、
欧州や南米のサッカー強豪国にしても
アフリカとかの新興国にしても
サッカーはファーストチョイスである。

そういうと突っ込みがあるだろうから
もう少し細かく言えば、
欧州や南米アフリカの
少なくとも労働者階級・貧困層にとって
サッカーはファーストチョイスである。

サッカーがファーストチョイスの国と
しょせんセカンドチョイスでしかない
日本を比較して
日本人は劣等だとか言われるのは
フェアじゃないなと思うね。

端的に言えば、
若い全盛期の頃の清原和博が
日本のセンターバックだったらだよ、
どう考えても
ファーディナンドよりも
カンナバーロよりも
強いしうまいだろうと思うよ。

ただ、彼はサッカーをやってなかっただけでね。

野球同様に格闘技系にも
すごい身体能力を持ったアスリートが
ゴロゴロいるわけだし、
なによりオリンピックの
メダル獲得数を見ればいい。

それも、どこかの国みたいに
ピンポンやショートトラックで
稼ぎまくったメダルではない。
日本のメダルは世界中でやっている
メジャーな競技でのものが多いではないか。

日本はスポーツ大国なのだ。

だから、サッカーのW杯で
日本が勝てなかったのは
別に日本人が劣等だからではなく

「サッカーは欧州・南米が中心のスポーツ」

だからというだけだ。

欧州・南米中心のスポーツだから、
日本では一番優秀な人材がやらないし、
歴史も伝統も浅くレベルも低いと
いうだけのことだ。

日本ではWBCで「世界一」に輝いた野球もあれば、
世界ランクならはるかにサッカーより高いバレーボールもあるし、
柔道やボクシングからプロレス、総合などの格闘技大国でもあり
水泳、スキージャンプ、フィギュア、スピードスケート、
最近ではマラソンだけでなく
短距離でも勝負できるようになった陸上、
その他いくらでも世界レベルのスポーツはある。

それに比べてサッカーは、
ほんの13年前にプロリーグができるまで
さらに言えばおそらく20年位前に
全国の小学校を巡回したりして
子供たちの強化を真剣に始める前には
子供たちとその保護者にとって、
サッカーをやるというのは
他のスポーツより選択肢としては
優先順位が低かったわけだ。
(あるいは、私の経験から言えば、
小学生の頃サッカーはやっていたけど
あくまで野球がメインで
サッカーはサブでしかなかった。)

日本ではサッカーに
優秀な人材が回っていないのだ。
だから勝てないだけのことだ。
近年、優秀な人材がサッカーにも
少しずつ回りはじめてはいるけれども、
まだまだ足りないのが現状なのである。

だから、サッカーで負けることに
国を挙げてショックを受けたり、
ましてや劣等民族であるかのように
卑屈になることはない。

サッカーは娯楽として
勝てばうれしい負ければ残念
次がんばろうねで
明るく楽しめばいいのである。

W杯で勝つことに
「国の威信」を賭けるのは
欧州と南米の価値観であって、
そもそもそんな価値観なんてない
日本がわざわざお付き合いしてあげて
負けたからといって
劣等感まで感じてあげる
必要などなにもないのである。

サッカー以外で欧州や南米が
日本に逆立ちしても勝てないものは
たくさんあるんだから。

もちろん私は、

「日本にサッカー文化を根付かせよう」

とがんばっている人たちを
否定するつもりはない。

ただ、その人たちに1つだけ言いたいのは
日本にサッカー文化がないことが
世界の中でおかしいことだとか
世界に遅れているのだとかは
間違っても思わないでもらいたい。

日本には「柔道は哲学」と
プーチンさんに言ってもらえるような
攻撃技はほとんど日本が創造したという
バレーボールのような、
そして「スモールベースボール」と呼ばれる
オリジナリティを確立し
世界一に輝いた野球のような
世界に通用する文化
世界に愛されている文化が
別にたくさんあるのだから。

そして、本当に日本にサッカー文化を
根付かせたいと思うなら、
それはたかが10年くらいでできるような
簡単なことではなく
もっともっと時間がかかることなのだ
ということをしっかり認識して、
目先の勝利に一喜一憂することなく、
じっくりと地道に取り組み続けて
ほしいものだと思う。

それでは、中編へ。






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最終更新日  2006年07月17日 08時49分03秒



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