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2006年10月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「小泉シンクタンク」入りたいなあ。
小泉さん嫌いって公言してるから
絶対、無理か。。。(苦笑)

うひょひょ。。。

さて、今回は

「黄昏ぶらざ~ず大いに語る・特別編」

として、イスラエル在住の
盟友・かわぽこに
特別ゲストとして
「黄昏ぶらざ~ず」に
加わってもらって、

「北朝鮮・核実験問題」

について、
大いに語りたいと思う。

場所はロンドンの
中心街のど真ん中、
ピカデリーサーカスの
リージェント・パレスホテル
1階のパブ。

かわぽこ(以下W)「博士論文、お疲れさんだな。」

かみぽこ(以下M)「ああ、ありがとう。
ま、こんなもんです。」
(博士論文をかばんから取り出して
かわぽこに見せる。)

W「これは、分厚いな。重い。。」(苦笑)

K「いやいや、分厚いだけで、内容はな。
なんか、ぜんぜん満足感、達成感、充実感が
ないんだよな。マスターから通算
5年もやってきてこんなものかと。。。」

W「いや、そんなことを思う必要はないよ。
これは、すごい。。。」

K「ところで、仕事はうまくいってんの?」

W「ああ、前に言ったと思うけど、
日本の最大手に独占的に販売が決まっただろ?」

K「ああ、覚えてるよ。」

W「実は、大手のもう1社の方にも販売が決まった。
これで大手2社どちらにも入り込むことができた。」

K「それはすばらしい。俺の論文なんかより、
そっちのほうがすごいよ。」

W「いやいや、そんなことはない。」

K「ユダヤ人社会に日本人が入り込んで
コネクションを作り、商売をしていくことが
どれほど大変か。。。

俺がやったことはしょせん、ぬるま湯の学校の中でのこと。」

W「いやいや。。。(苦笑)ところで、
北朝鮮が核実験、やっちゃったらしいな。」

K「ああ、今日家を出る前に
BBCのニュースで観た」

W「中国やロシアはなにをやってるんだろうな。」

K「ああ、なんか中国もロシアも
北を説得してみたんだけど、
言うこときかんのだろ?」

W「そうかな。。。」

キャー!キャー!
はははははははははははははははははっ
はははははははははははははははははっ

K「なんだなんだ?これ。。。
うるせえなあ。」

W「ああ、奥でカラオケ大会やってんだよ。」(笑)

K「しかし、イギリス人って
歌手とかは歌うまいけど、
一般人ってヘタだよなあ。
根本的に音感が狂ってるというか。。。」(苦笑)

W「ははは。しかし、かみぽこ。
俺はこの、中国・ロシアが説得できなかったってのは
どうにも理解できないんだよな。」

K「えっ?事実、そうなんだろ??」

W「かみぽこ。これは日本人にはわかりづらいだけどな、
大国には『大国の論理』というものがあるんだよ。」

K「『大国の論理』。。。」

W「そうだ。これは日本の国民も政治家も
そういう意識が全くないから、
わからないんだけどな。」

K「どういうことだ?」

W「大国というものは、
絶対に小国に自由を許さないということだ。

ありとあらゆる手段を使って小国の情報を完璧に掌握し、
完璧にコントロールして支配しようとするもの。

そこには一切の妥協はない。

逆に言えば、大国の定義とは
小国を完全にコントロールしようとする
意識を持つ国ということになる。」

K「ほう。」

W「だから、大国とはどこの国を指すかといえば、
アメリカ、中国、ロシアは言うまでもない。
後は、英国、フランスだな。」

K「うん。英国、フランスは領土は小さいけど、
いまだ旧植民地の経済と政治を完璧にコントロールして
そこのは一切の妥協はないと。」

W「その通り。むしろ英国、フランスは
民主主義だと言って、
相手をヤアヤアと持ち上げる形でやってるから、
余計にたちが悪いとも言える。」

K「はははは。。。」

W「ちなみに日本は、小国そのものだ。
周りの国を政治的・経済的にコントロールしようとか
そういう発想が全くない。
それどころか、周囲に関心すらない。

大国になるポテンシャルはあるんだけどな。」

K「う~ん、日本は小国か。
戦争で負けたからしょうがないんじゃないの?」(苦笑)

W「かみぽこ。だから俺は理解できんのだ。
中国とロシア、特に中国が
北の核実験を止められなかったというのが。

中国は北の核実験をすべて把握していたはずだ。
金正日も北京詣でを続けている。
中国はすべてをわかってて、核実験をやらせたか、
あるいは黙認したか、と考えるべきだ。

それが『大国の論理』だ。」

K「しかし、そうだとしても、
中国は表向きメンツまるつぶれのように見える。
いったい中国に何のメリットがあるんだ?」

W「それがわからん。
ただ、大国は絶対に小国の自由を許さない。
それを大前提に物事を分析すべきだ。

その大前提なしに物事を見るから、
真実が見えてこないんだ。」

K「うーんんん。。。」

キャー!キャー!
はははははははははははははははははっ
はははははははははははははははははっ

W「ほんっとうにカラオケうるせえな。」(苦笑)

K「まったく。ちょっとビール買ってくるわ。
お前、なに飲む?」

W「ああ、カーリング、頼む」

K「OK」

(かみぽこ、席を立ってビールを買いにいって
2パインツのカーリングを持って帰ってくる。。。)

K「かわぽこ。なんとなくわかってきたんだけどな。
お前に『大国の論理』って、
俺ら普通の日本人にはわかりにくいことを
教えてもらったから、ここから先は、
一応場末の政治分析者の端くれとして
俺が考えてみるけど」(苦笑)

W「ほう。」

K「中国が北に核実験をやれと言ったのか、
黙認したのかはとりあえず置くとして。。。」

W「うん。」

K「中国はさ、北が核実験をやることで、
問題を『6カ国協議』から『国連安保理』に
上げたかったんじゃないかな?」

W「それは、どういうことだ?」

K「うん。いや、これまではさ、
結局、北には資源もないし
アメリカは関心がなかったんだよな。

だから、北からの直接のコンタクトは
一切無視だったし、
6カ国協議で中国さん
がんばってくださいよと。

ところが、北が核実験をやってしまったら、
さすがに関与しないじゃ
今度はアメリカのメンツがたたないし、
国連安保理も動き出さないわけにはいかない。」

W「なるほど、実際に国連安保理ではさっそく

『アメリカ主導で制裁決議案の動き』

になったもんな。」

K「そうだよな、まったく。。。(笑)」

W「それじゃ、なんで中国は
6カ国協議ではなく国連での解決を
望んだんだろう。」

K「うん、おそらくだけどな。
北からの難民、いわゆる脱北者が
報道されているより
すごい数になっていて
マジで深刻なんだろう。

報道規制しているから
わからんだけで、
実はマジで深刻。。。

これで、本当に
北の体制崩壊が起こったら
どうなるか。

中国はマジで悩んでいるんだと思う。」

W「なるほど、ところが現状は
北の問題にアメリカはじめ
周辺国でない国はほとんど関心がない。

北の問題は中国が主導する
6カ国協議だけが動いている。」

K「そう。これでいざ
体制崩壊が起こったら、
中国が北のことを
ぜんぶ抱え込んでしまうことに
なってしまう。。。

それはまずいということで、
なんとか国連の問題にしたいと。」

W「しかし、国連で経済制裁が決まったら、
それこそ体制崩壊の危機だろ。」

K「いや、それは中国にとっては問題ではないよ。
経済制裁が決まっても、裏で物資や資金を流すのは簡単。
なんてったって、陸続きだからな。」(苦笑)

W「なるほど。。。」

K「だから、俺は思うんだけど、
中国は金正日に核実験をやって
国連での経済制裁が決まっても、
援助は裏で続けると言ってるんだと思うよ。

まあ、そうはっきり確約してるか、
そういうニュアンスを与えているかは
わかんないけどね。
少なくとも、金正日が
そう理解するように
してるんだろうな。」

W「そして、問題は国連安保理に上がったと。」

K「そう。だから、今後は北が崩壊しても、
難民問題のことは国連で動くことになる。
中国が抱え込むことにはならない。

ただ、資源とかないし、
アメリカは朝鮮半島全体に
関心をなくしてるフシもあるから、
崩壊後の国連軍は
あっさりと中国主導に
なるかもしれんよな。

いや、中国自身、北に入り込まなくても
別にいいよあんなやせた土地と
思ってるかもしれない。」(苦笑)

W「だから、国連に北の問題が上がることについては
中国はデメリットがほとんどないってことだな。」

K「そうだね。まあ、制裁決議の際に
中国のメンツが立つような形ににさえなれば、
それでいいんじゃないの?」

W「そうすると、次はアメリカだな。
アメリカは無理やり北の問題に
関与させられることになるわけだが、
それでいいのか?」

K「いいんだと思うよ。『大国の論理』だと、
当然アメリカも北の核実験については
完全に把握していたことになるが、
そうだったんだと思うね。

おそらく、アメリカはイランの問題を睨んで、
北の核実験を黙認したと思うね。」

W「なるほど。イランの件については、
ごちゃごちゃごちゃごちゃやってるが、
いつまでたっても経済制裁が決まらない。」

K「そうだ。だからアメリカは
北の問題を国連に上げることで

『ほら、やっぱり危険でしょ。
イランも危険だから制裁すべき』

と、強く主張できるようになる。
イラン制裁への動きが一挙に加速する。」

W「しかし、中国はイラン制裁に
反対してたよな。」

K「もちろん。中国は
アメリカの思惑は読んでるだろう。
大国だからね。(苦笑)

ただ、中国にとっては
北の問題がより深刻だということだ。

だから、中国とアメリカは
同床異夢ということ。

中国はアメリカの思惑を知った上で、
北の問題が国連に上がることに
アメリカの抵抗はないと踏んだ。

もっと言えば、
アメリカは北の核実験の動きを
ぜんぶ知った上で
それを阻止することはしないと踏んで、
北に核実験を促した。」

W「なるほど。」

K「そして日本。かわぽこさん的には
小国ですが。。。(苦笑)

日本人全体がそうではないけど、
現政権にとっては
北の核実験は悪い話じゃない。

憲法改正→再軍備→核武装と
一挙に国内の議論を加速させられる。

安倍政権がどこまで
情報をつかんでいたかは
わからないけれども、
悪い話だとは思ってないだろうね。」

W「つまり、北を取り巻く大国
どこににとっても、
北の核実験は悪い話ではないと。」

K「そう。俺はずっとこれまで
書いてきているんだけど、
朝鮮半島の問題ってのは、
朝鮮半島の2カ国、北朝鮮と韓国を見ても、
その本質はわからないんだよな。

朝鮮半島を理解するには、周辺の四大国、
中国、ロシア、アメリカ、そして日本の(苦笑)
駆け引きをみないとわからない。

そして、北朝鮮と韓国の行動ってのは、
その四大国の駆け引きの均衡点で
決まってるということだな。

北朝鮮と韓国に、物事を決める
自由はないということだ。

今回は、核実験が大国の思惑の
一致する点だったということ。」

。。。ということで、
国際ビジネスマン・かわぽこを迎えての
「黄昏ぶらざ~ず大いに語る・特別編」でした。

国際ビジネスの修羅場をくぐった男の
『大国の論理』という視点は
私には思いつかなかったです。
その視点からの北朝鮮核実験の分析、
いかがでしたかあ?(苦笑)

でも、日本も大国に入れてほしいなあ。。。

うひょひょ。。。

それでは、またね。





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最終更新日  2006年10月11日 20時31分31秒



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