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2006年11月01日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて「英国留学回想録」です。
今日から新しい章に入ります。
新しい章のタイトルは、

「春休みのユ・ウ・ウ・ツ」
(2001年4月上旬)

です。(苦笑)

前章の「春よ来い!早く来い!!」に続いて
力が入らないだらけた感じが続きますが、
実際そんなもんだったわけで
どうぞお許しを。

そしてこの新しい章の第一回は、

「黄昏ぶらざ~ず誕生秘話」

でいこうと思う。(笑)

ご存知HP版「かみぽこぽこ」の
「時事放談」コーナーでお馴染み、
討論形式で世の中のありとあらゆる問題を
斬って斬って斬りまくっている
黄昏ぶらざ~ず。

1号:S田のおっちゃん。
2号:かみぽこ。
V3:O田。

現在3人で構成されているわけだが、
その誕生の物語、
S田のおっちゃんと私の
出会いの話は、
すでに書いている通りだ。

しかし、今日書く話は、実は

「黄昏ぶらざ~ず0号」

とでも呼ぶべき
オリジナル・メンバーがいた
ということだ。

まるでザ・ドリフターズに
元々小野ヤスシがいた、
みたいな話だけどね。(苦笑)

黄昏ぶらざ~ずが誕生した
本当の話はこういうことである。

冬学期が終ると、
芸術会館は5週間の春休みに入る。

春休みが5週間?

と驚かれる方もいるだろう。
英国ではこの春休みを、

「イースター休暇」

と言う。

ご存知の通りイースターとは
「復活祭」のことで、
キリストがゴルゴダの丘で
十字架に架けられた後、
復活したことを祝うもの。

このキリスト教最大のお祭りの時期なので
日本に比べて長めの春休みがあるわけだ。

。。。。と、簡単に説明してしまうと
お叱りを受けるかもしれないが。(苦笑)

春休みに入ると、日本からの留学生の中には
ヨーロッパ各地に旅行に出かける人もいたが、
私はどこへも出かけなかった。

いや、たまたまエッセイの結果が
悪くなかったとはいえ、
私の実力が実際どんなもんかは
自分が一番わかっていたから。

エッセイを書けたといっても、
和英辞書と英和辞書を交互に使って、
ほとんどの単語の意味を確認しながら
1時間に数行しか進まず、
ただひたすら長時間
早朝から深夜まで
ひたすら書き続けることで
何とかエッセイの形にして、
それでもそれを英語の先生に
プルーフリーディング(英語の文法チェック)
してもらったら、
まっかっかに赤ペンで直されて
その上「意味不明」な箇所を
たくさん指摘されて、
それを半泣きになりながら
なんとかかんとか直して
やっとこさ学部事務所に提出したわけだ。

長い文章になったね。。。(苦笑)

まあ、そのエッセイを書く前に
本を読むときも
英語の本と日本語の翻訳を
左右に並べて読み比べしてたわけで、
言い換えれば
まともに英語の本を読めない
というレベルだったわけだ。

更に言えば、
何度も書いているように授業では
あーとか、うーとかしか
しゃべれなかったわけで。。。

とにかく、
エッセイ3本幸運にも
そんなに悪くない結果だったとしても、
ありとあらゆる面で
克服しないといけない
課題がたくさんあることは
私自身よくわかっていた。

しかし、それと同時に、

「PhDにいける。うひょひょ。」

と思い込んで、
ほとんどそれに疑問を持たない、
人生ナメ切っている私もいた。

このように、
結構まじめに取り組んでいるようで、
実は頭の中はお気楽極楽というのは、
私の常なのだが、
まあお叱りを受けるかもしれないが、
こういう人生ナメてる部分があるからこそ、
周りからクレイジーと言われるくらい
勉強に取り組めた、
とも言えるのかもしれない。

話がずいぶんそれてしまった。

要は、やることがたくさんあったので、
春休みだというのに、
全く旅行もしないで
ひたすら芸術会館のカフェで
本を読んでいたわけだ。

そんな私の前に毎日昼頃になると
一人の男性がやってくるようになった。

官僚N子さんの旦那。

彼自身も官僚で、
統計学の修士課程に属していた。

その彼が、
芸術会館のカフェに現れて、
毎日お昼ごはんを食べていくように
なったのだ。

詳しいことはよく知らなかったが、
この夫婦は朝、
子供を保育園に送ってから、
学校に来て2人別々に勉強とかする。

そして昼頃まず旦那が芸術会館に来て、
私と飯食ってしばらく話した頃、
2時頃にN子さんがやってきて
2人で保育園に子供を迎えに行く。

私は2人が帰った後も、
1人で本を読み続けるわけだが、
学校内に人もいなくなった
静かな春休みには、
こんな同じような毎日が
続いたわけだ。

しかし、正直な話。。。

30歳前後(当時)の男2人が、
カフェで黙々と飯食って、
何が楽しいというのだろうか。。。(苦笑)

N子さんが来るまでの間、
2人で煙草でもふかしながら、
黙ってぼ~っとしている、
という感じだった。

ある日、やっぱり2人でぼ~っとしてたら、
N子さんがやってきてこう言った。

「あんたら、今日も黄昏てんの?」

この一言が、あの

「黄昏ぶらざ~ず」

の語源となった。

まあしかし、ぼ~っとしているといっても
彼は経済関係の官僚、
私は一応政治関係ということもあって、
時々は時事問題について
ダベッたりしていた。
ちょうどその頃は、

「森内閣退陣による
自民党総裁選」

の時期であった。

まだ選挙戦の最中だったが、
どうやら小泉純一郎が勝ちそうだ、
日本の政治も変わるかもしれない、
ということで、
結構2人で盛り上がった。

「小泉首相誕生」を前提に、
勝手に組閣とか予想しちゃってね。

「蔵相は与謝野なんかいいんじゃないか?
落選中だけど優秀だから。
派閥順送り人事を排すには
象徴的だしね。」

とか私は言っていた。
これは当たらなかったけど、
その後与謝野氏が衆院議員に復帰して、
今、無派閥ながら
政調会長を務めていることを考えると、
いい線いってたような気がするね。(苦笑)

そして、そんな時
彼がこう言ったんだよね。

「外務大臣は田中真紀子でしょう。」

これは見事に当たった。

4月上旬。
確かに田中真紀子さんが
小泉さんを応援して
がんばっていたけど、
まさかその後外相に就任なんて
私すら予想していなかった。

これが「黄昏ぶらざ~ず大いに語る」
「幻の第一回」とでもいうべき
芸術会館のカフェでの
楽しい会話であった。

そして、そこへ
経済3人組や、
その後S田のおっちゃんなどが
加わるようになって、
いろいろ政治や経済など、
天下国家について
楽しく語り合うようになった。

この集まり、ほとんど当時30歳前後の
おっさんに片足突っ込んだ連中だったから、
周りから見ていてちょっと怖かったかもしれないけどね。

勉強というのは机の前に座って
難しい顔をしてやるだけじゃない、
というのを本当に思ったね。

せっかくだから
そこに外国の方が入ってれば
なおよしだけど。(苦笑)

それでは、また。





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最終更新日  2006年12月09日 09時50分39秒



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