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2007年02月12日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、後編です。

ここで、ちょっと
アフリカと石油から離れて
考えてみたいと思うんだよね。

「鉄は国家なり」

という言葉がある。

これは昔、日本でもよく言われた言葉で
まず鉄をどんどん生産していくことが
様々な産業の育成につながり、
高度経済成長につながる根本だ
みたいな考え方なんだろうけどね。

中国は、粗鋼生産量で日本を抜いて
世界一になっているし
(僕は会社員の頃は
まだ日本が世界一だった)
まさに「鉄は国家なり」という
発展段階なんだろう。

その鉄を生産するには
鉄鉱石が必要なわけだけれども、
この鉄鉱石って誰が採掘して
売ってるだろうって
ことなんだよね。

鉄鉱石ってのは
大手鉱山・金属メジャー3社が
世界シェアの8割を占めている
寡占業界である。
そのメジャー3社とは、

英国系資本の2社
「リオ・チント」「BHPビリトン」と
ブラジルの「リオドセ」

の3社である。

ただ、リオドセはブラジル国籍だけど、
元々英国人脈が支配した鉱山会社で
国営化された後、再民営化され、
英国系資本の代理人、
ジョージ・ソロスのグループが
買収したとのこと。

要は、英国から鉄鉱石を買わないと、
中国は鉄を生産できないということだ。

更に、もう1つ書きたい。

香港上海銀行(HSBC)

という時価総額規模で
世界第3位の
英国籍銀行がある。

英国籍といいながら、
「香港上海」と名乗ってる通り、(苦笑)
元々この銀行は英国系資本の
サッスーン財閥によって
香港に創設された

「植民地銀行」

である。

この銀行、97年に香港が
中国に返還された後も、
香港ドルの発券銀行の1つである。
(あと2つは、中国銀行と
これも英国系の
スタンダード・チャータード銀行。
この銀行は、
アフリカを主な活動拠点とする
植民地銀行である。)

そして、この香港上海銀行、
香港最大の華人系銀行
ハンセン銀行も
グループ傘下に収めている。

つまり、中国経済を動かす
華僑の資金を掌握しているのは
英国系の銀行だということだ。

ちなみに、前に書いたエントリーで

「華僑は中共の手先ではなく、
大英帝国経済圏で生きてきた人たち」

と書いたことがある。
(2006年3月23日
東南アジアは、はたして中国に席巻されているか

華僑という人たちはそもそも、
欧米諸国がアジアを植民地支配した時代に
金儲けをした人たちであり、
現在も香港上海銀行の下に、
大英帝国経済圏で商売している人たちだ。

また、華僑は英国など欧米で
教育を受けている人が多く、
基本的に英国びいきであり、
その子弟も英国で教育を受けていて
英国の自由で安全な
キャンパスライフを謳歌し、
英国びいきになって
国に帰っていく。
(この英国の大学教育が
旧植民地に与えている影響については
非常に興味深いものがあるのだが、
これは別の機会に書きたい。)

華僑が中共に従順に見えるのは
儲かるところに擦り寄る
商売人の習性からであって
心の中では中共に
アッカンベーしている。(苦笑)

さて、ここまで長々と書いてきたけど
要するに中国というのは、
金の流れの中心、
いわば国の心臓ともいえる部分と
経済活動の中心となる華僑を
香港上海銀行によって英国に押さえられ、
石油と鉄鉱石などの重要な資源は
英国資本から買わなければならないわけだ。

いわば、「ヒト」「モノ」「カネ」を
すべて英国に押さえられているわけで、
英国なしでは中国はなんにもできないのだ。

だから、中国はアフリカ諸国に対して
「いいお客さん」であることに徹して
決してアフリカ諸国を
引っ掻き回すようなことは
しないのである。

そして、中国が発展すればするほど
実は儲かっているのは英国と
いう構図になっているのです、はい。。。(苦笑)

前回のエントリーで少し書いた

「ポンド一人勝ち現象」
(2000年7月 1ポンド=170円
2007年1月 1ポンド=230円。

円・ポンドは直接連動しないので、
これはドル・ポンド相場に連動する。
つまり、ドル・ポンド相場で
猛烈なポンド高が起こっているのです。)

なのだけれども、
それは「黄昏ぶらざ~ずV3」
経済学博士課程・O田をして

「まったくわかりません。」

ということで、
経済学的にはどうしてこうなるのか
よく理屈がわかんないんだけれども、(苦笑)
中国のものすごい経済成長の陰で
実は英国人ボロ儲けという構図が
なんとなく1つの要因のような気がする。。。
(これは、他にも
いろんな要因が考えられるので、
それについてはまた後日書きます。)

中国は、アメリカのことは
いろんなことを言っていても、
英国の悪口は言わない。

まあ、英国というのは
政治的に偉そうなことは
ほとんど言わないし、

「私たちは衰退した小国ですから。」

と、自虐的に平気でそういうことを言う。(苦笑)

しかし、その自虐の陰で
押さえるべきところは
しっかり押さえている。

「中国さん、日本の常任理事国、
いいんじゃないでしょうか?」
「アフリカの皆さん、日本の常任理事国、
いいんじゃないでしょうか?」

英国にすました顔でこう言われたら、
少なくとも面と向かって
反対はできないんじゃないでしょうかねえ。(笑)

それでは、またね。

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最終更新日  2007年02月12日 10時36分40秒



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