2005年1月リン・グレアム『悲しみの先に』R-2013リムジンの運転手をしているベッツィは、ギリシア人の大富豪クリストスを乗せ、ロンドン郊外へ向かった。誘惑してくる彼と口論していると、リムジンが襲われ、麻酔銃を打ち込まれた。目を覚ました二人は愕然とした。二人は謎の人物に誘拐され、エーゲ海の無人島に幽閉されたのだった・・・ ヒロインは三年前妹に恋人を奪われながらも、未だにその恋人を思っていた。 ヒーローに仕事中に口説かれて困惑しつつ、必死に断ろうとしていた所で、誘拐され、彼と二人っきりでギリシアの無人島に閉じ込められてしまった。 ヒーローは大富豪で女性にも苦労知らずの男性で、かなり傲慢! ヒロインに一目で引かれ、誘拐された時はヒロインを疑いながらも、誘惑してくる、いい性格した人。 その後助けられるんだけど、ヒロインが妊娠したことが分かる。 実はヒーローには婚約者がいた。 家同士の結びつきを強めるための婚約だとしても、婚約者がいるのにヒロインを誘惑するなよって思うんだけどねえ。 ヒーローは結婚することで責任を取ろうとする。 結婚してからしばらくはらぶらぶな感じになるんだけど、ヒロインが流産してしまう。 流産して未来に期待がもてなくなったヒロインのもとに、ヒーローの元婚約者が現れ、ひどい言葉を投げかけていく。 ほんとに嫌な女!何もこんな時に言わなくてもいいじゃないと思いつつ読んでいて、泣いてしまった。 ヒーローはヒロインが未だに元恋人を愛しているんじゃないかって思っていて、ヒロインはヒーローが元婚約者を愛しているんじゃないかって思っている。 ほんとは互いに愛し合っているのに、どうしても過去が邪魔をして素直になれない二人に、じれじれしながらも、最後には幸せになってくれてよかったなあと思った。 ジャンル別一覧
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