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カテゴリ:ハーレクイン
ダイアナ・パーマー『悲しい秘密』PS33
義理の兄で傭兵のコードが爆弾の処理中に負傷して失明したとの悲報を告げられたマギー。 いまわしい過去の秘密を愛する彼に知られたくなくて、彼の前から姿を消そうとしていたが、心配のあまり急遽帰国してコードの元に駆けつけたマギーに待っていたのは、彼の侮蔑に満ちた言葉だった・・・ ![]() ![]() マギーはコードをずっと愛していたけど、彼に伝えられない秘密をたくさん抱えていたから。 彼から離れようと決心してモロッコに行っていた時、失明したとの連絡があったので大急ぎで帰ってきたのに、コードからはひどい言葉を投げかけられ、傷つきます。 コードは彼女のモロッコにいたなんて知らなかったから、怪我してから4日間もしてから来たんだと勘違いしてたんです。 彼が失明はしなかったとはいえ怪我を負ったのは、彼の敵で子どもの人身売買などを行う国際的犯罪組織の黒幕によるもので、マギーにまで手を出そうとし始めたので、二人はスペインに行くことになります。 そこで二人の関係は発展するんですけど、ひやりとさせられる場面もあり、スピード感もあって、どんどん引き込まれて読んでしまいます。 マギーの秘密は本当にどれも悲しい秘密ばかりで、こんな経験をしたのに、強く優しくあれるってすごいなあって思います。 コードもその秘密を知っても変わらずに愛し、彼女に信頼することの大切さを教えてくれました。 分厚い本ですけど、長さを感じないくらい勢いがあって、どんどん引き込まれてしまう、すごく面白いお話でした。 今までの作品の主人公もたくさん出ていて、過去の作品を読み返したくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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