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きんぎょ警報!~金魚飼育日記~

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2024.04.19
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テーマ:金魚(1399)
カテゴリ:金魚の病気



昨日の記事​で少し触れましたが、ベランダでのプランター飼育に
移す予定だったオランダ金魚たちが体調不良になってしまいました。


桜東錦の嵐ちゃんと国産オランダ獅子頭の流珠ちゃんです。



症状としては、異常遊泳(時々暴れるように泳ぐ、ふらつく)と、
流珠ちゃんが松かさ病になっています。


↓流珠ちゃん(左)のうろこが少しだけ逆立っているのが分かるでしょうか?



松かさ病の最初期という感じです。
めちゃくちゃヤバいです…。

すぐに飼育水を0.5%の塩水にしましたが、薬浴もさせましょう。


まず飼育容器ごと、大きな発泡スチロール容器に入れた
新水(カルキ抜き済)に浸けて温度合わせをしました。



こちらの容器を薬浴・塩水浴に使用します。

水温は20℃で合わせることができました。




薬を入れていきます。
エルバージュエースを使用します。




動物用医薬品 観賞魚用魚病薬 ニチドウ エルバージュエース 2g(0.5g×4包) 薬効3~5日間 水草不可 エロモナス感染症 カラムナリス病【HLS_DU】 関東当日便


パッケージの裏面や付属の説明書をよく読んで使用してみます。



エロモナス感染症である立鱗病(松かさ病)の死亡率低下に効果があると
書いてあります。



用量の欄に書いてある「薬浴時間」が24時間の方の分量で投与します。



強い薬だそうなので、きっちりと用法・用量を守らないといけません。

粉末状の薬を発泡スチロール容器に巻きます。



かなり黄色い粉末です。

この時、0.3%濃度に計量した塩も同時に投与しています。



よく混ぜ合わせました。

ここから水合わせをしていきます。
いきなり薬浴に入るとショックが大きいかもしれませんから、念のためです。

薬液をすくって…



チョロチョロと飼育容器に投与します。
あ、皆様は薬を扱う際には手袋をはめてくださいね!



金魚たちの体に直接かからないように、少し離れた場所に注ぎます。




水合わせが終わり、飼育水は捨てて金魚たちを
発泡スチロール容器へ移しました。

白い発泡スチロールなので、水がかなり黄色く見えます。



エルバージュ浴を始めてすぐに、異常遊泳は見られなくなりました。

2匹ともボーッとしていますが、泳ぐことはできている状態です。





薬浴開始から30分ほど経って、なぜか流珠ちゃんが嵐ちゃんの体を
つつくような動作を見せました。



嵐ちゃんは気にしていないようでしたが、鱗が剥がれたりケガをしたりする
可能性もありますので、適当なプラスチックのフタで真ん中に仕切りをして
簡易的に隔離しました。



嵐ちゃんのところに行きたそうにしている流珠ちゃん。
両サイドの隙間は頭がギリギリ通りません。




ここしばらく、転覆症状・浮き症の改善を目指して餌の量を絞ったり
絶食させたりが続いたので、2匹とも痩せています。

通常は薬浴中に絶食をさせると思いますが、今回は例外的に
体力回復のため、栄養価が高く消化に良い(らしい)
乾燥糸ミミズを与えようと思います。

キョーリン製の、フリーズドライ製法で作られた糸ミミズです。
今回、2匹の治療のために急遽新しく買ってきました。


キョーリン ひかりFD ビタミン 糸ミミズ 22g 金魚のえさ エサ 餌 金魚の餌 お一人様72点限り【HLS_DU】 関東当日便


キューブ状の糸ミミズを割りばしでほぐし…



流珠ちゃん流珠ちゃんの口元へ運びます。



嵐ちゃんにも与えます。



今回は飼育に使っていたフィルターをそのまま薬浴に使用しています。
どのみち殺菌消毒しなければまた使うことはできないので、
もうそのまま使いました。


糸ミミズを気に入ったのか、2匹とも自分で水面に浮いた糸ミミズを
探して食べ始めました。





一旦、これで丸1日様子を見ます。

夜を明かしてどうなっているか…
松かさ病は良くなっているのか…
緊張の一夜です。


今回、このように体調不良になってしまった原因として、
簡潔にお話すると以下のようなことが考えられます。

①この2か月、転覆病の症状改善のために餌を切ったり減らしたり
することが多く、徐々に体力が削られていた

②数日前に水槽の壁面、底面の苔掃除をした

③その数日後、フィルターを新しいものに交換した

④狭い水槽で立て続けに清掃・フィルター交換を行ったことで
水槽内の菌のバランスが崩れた(エロモナス菌が活性化?)

⑤体力が削られている(免疫力が低下している)状態のため
エロモナス菌が感染する隙ができてしまい、異常遊泳や松かさ病を発症

…このような経緯があるのではないかと思いました。
(もちろん間違っているかもしれませんが)

ヘタな飼育をしてしまい、金魚たちに申し訳なく思います。


水槽が小さいことも問題ですが、本当は3月に​屋外の大型プランター飼育​に
移行したかったのに3月の気温が上がらなかったこと、
また転覆症状がある中で飼育環境を変えるのをためらってしまったことで、
狭い水槽で2カ月間以上飼うことになってしまいました。

今後はこのような誤った判断をしないように注意したいと思います。


今は金魚たちの体力回復を祈るほかない状態です…。

薬浴・治療の経過はまた明日お伝えします。


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最終更新日  2024.04.19 23:03:58
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