
金魚を飼い始めると、
「金魚を素手で触ると火傷するよ」
「人の体温が高いから触ってはいけない」
「触っただけで死んでしまうこともある」
という話を聞いたことがある方も
いるのではないでしょうか。
こうした話を聞くと、
「本当に火傷するの?」
「絶対に素手で触ってはいけないの?」
と不安になりますよね。
結論から言うと、人が短時間素手で触れたことで、
金魚が"火傷"をするわけではありません。
しかし、だからといって
気軽に触ってよいということでもありません。
金魚には人間とは違う体の仕組みがあり、
素手で触れることで別のリスクがあるためです。
この記事では、「金魚が火傷する」という話の真相と、
正しい扱い方について初心者向けに
分かりやすく解説します。

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■ 「火傷する」という話は本当?
結論から言えば、
一般的な意味での火傷をするわけではありません。
人の体温は約36~37℃ですが、水槽の水温は
20~28℃程度であることが多く、確かに温度差はあります。
しかし、金魚を短時間持ち上げた程度で、
その熱によって皮膚が火傷することは基本的にありません。
そのため、「素手で触る=火傷する」という話は、
正確な表現とはいえないでしょう。
■ なぜそんな話が広まったの?
このような話が広まった理由としては、
などが考えられます。
実際には、問題なのは火傷ではなく、
触ることで金魚にさまざまな負担がかかることです。
■ 金魚は粘膜で体を守っている
金魚の体は、ヌルヌルした粘液(粘膜)で覆われています。
この粘膜には、
細菌や寄生虫の侵入を防ぐ
体を傷から守る
水との摩擦を減らす
といった大切な役割があります。
素手で強く握ったり何度も触ったりすると、
この粘膜が傷ついてしまうことがあります。
粘膜が傷つくと病気にかかりやすくなるため、
できるだけ触らないことが基本です。

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■ 人の手にはさまざまな物質が付いている
人の手には目に見えなくても、
などが残っていることがあります。
これらが金魚の体に付着すると、
刺激になる可能性があります。
水槽の掃除などで手を入れること自体は珍しくありませんが、
その前には水だけでしっかり手を洗い、
薬品類が付いていない状態にしておきましょう。
■ 長時間水面から出す方が危険
金魚にとって本当に注意したいのは、
「火傷」よりも水から出している時間です。
金魚はエラで酸素を取り込んでいるため、
水から出されると呼吸ができません。
長時間空気中にいると、
呼吸が苦しくなる
強いストレスを受ける
体力を消耗する
原因になります。
写真撮影や観察のために
長く持ち上げることは避けましょう。
■ 捕まえるときは魚網や容器を使おう
金魚を移動させる必要がある場合は、
できるだけ素手ではなく道具を使うのがおすすめです。
例えば、
やわらかい魚網(網目の細かいもの)
小さなプラスチック容器
ビニール袋に水ごと入れて移動する方法
などがあります。
特に丸い体型の金魚や大きな金魚は、
網で無理に追い回すとストレスを与えてしまうため、
容器ですくう方法も有効です。

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■ どうしても触らなければならない場合
病気の治療やケガの確認などで、
どうしても金魚を手で持つ必要がある場合もあります。
その際は、
手を水だけでよく洗う
手を水槽の水で十分に濡らす
優しく支えるように持つ
必要最小限の時間で終える
ことを心掛けましょう。
乾いた手で触るよりも、水で濡らした手の方が
粘膜への負担を減らしやすくなります。
■ 水槽掃除で手を入れるのは問題ない?
「掃除のたびに手を水槽へ入れているけど大丈夫?」
という方も多いでしょう。
基本的には、
清潔な手で短時間作業する程度であれば、
大きな問題になることは少ないと考えられます。
ただし、
ハンドクリームを塗った直後
消毒液を使った直後
洗剤が残っている手
では、水槽に手を入れないようにしましょう。
■ 金魚にストレスを与えないことが一番大切
金魚は環境の変化や刺激に敏感な魚です。
必要以上に追い回したり、何度も触ったりすると、
食欲が落ちる
水槽の隅でじっとする
病気にかかりやすくなる
ことがあります。
「かわいいから触りたい」という気持ちは自然ですが、
金魚にとっては観察してもらう方が負担は少ないといえます。
■ 「触らない」が基本の飼育スタイル
犬や猫のようにスキンシップを楽しめるペットとは違い、
金魚は「見ること」を楽しむ観賞魚です。
日頃は、
などを観察するだけで、健康状態を十分確認できます。
必要な場面以外では、できるだけ触らないことが
金魚の健康につながります。
■ まとめ
「金魚を素手で触ると火傷する」という話は、
一般的な意味での火傷をするというわけではなく、
正確な表現とはいえません。
しかし、素手で触ることで粘膜が傷ついたり、
人の手に付着した成分が刺激になったり、
長時間水から出すことで強いストレスを与えたりする
可能性があります。
そのため、金魚は必要以上に触らず、移動や治療など
やむを得ない場合だけ、清潔で濡らした手や
適切な道具を使って優しく扱うことが大切です。
「火傷するから触ってはいけない」というよりも、
「金魚に余計な負担をかけないためにできるだけ触らない」
という考え方を覚えておくと、
より安全で健康的な飼育につながるでしょう。

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