
金魚を複数匹で飼育していると、
「いつも同じ金魚ばかりエサを食べている…」
「弱い子がエサを食べられていない気がする」
「エサの時間になると激しく追いかけ回している」
といった光景を見ることがあります。
金魚は食欲旺盛な魚なので、
餌の取り合いが起こることは珍しくありません。
多少の競争であれば自然な行動ですが、
特定の金魚だけが十分に食べられない状態が続くと、
やせ細ったり体力が落ちたりする原因になります。
今回は、金魚の餌の取り合いを軽減する方法や、
飼育環境の見直しポイントについて
初心者向けに詳しく解説します。

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■ 金魚はなぜ餌を取り合うの?
金魚は本来、とても食欲旺盛な魚です。
自然界では、いつでも十分なエサが
あるわけではありません。
そのため、
という習性があります。
水槽でもこの本能は変わらないため、エサを入れた瞬間に
一斉に集まり、取り合いになることがよくあります。
■ 多少の競争は問題ない
エサの時間に多少押し合ったり、先に食べようとしたりする
程度なら、心配しすぎる必要はありません。
健康な金魚同士であれば、
といった行動はよく見られます。
しかし、
1匹だけ全く食べられない
毎回同じ個体だけが負ける
強い個体が執拗に追い払う
ような場合は対策を考えましょう。
■ エサを複数か所に分けて与える
最も簡単で効果的なのが、この方法です。
エサを1か所だけに落とすと、
すべての金魚が集中してしまいます。
そこで、
というように数か所へ分けて与えると、
金魚が分散しやすくなります。
特に水槽が大きいほど、この方法は効果的です。
■ 少量ずつ数回に分けて与える
一度に大量のエサを与えると、
金魚は夢中になって競争します。
そこで、
という方法にすると、食べ損ねた個体にも
チャンスが生まれます。
また、一度に大量のエサが底へ沈むのも防げるため、
水質悪化の予防にもつながります。
■ 浮上性・沈下性の餌を使い分ける
餌の種類を工夫するのもおすすめです。
例えば、
を組み合わせる方法があります。
泳ぎが速い金魚は水面のエサを食べている間に、
泳ぎが遅い金魚は沈んだエサを食べられることがあります。
丸い体型の品種と和金系を混泳している場合には、
特に効果が期待できます。

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■ 品種による泳ぎの速さの違い
実は、品種によって泳ぐスピードは大きく異なります。
例えば、
泳ぎが速い品種
泳ぎがゆっくりな品種
泳ぎの速い金魚とゆっくりな金魚を一緒にすると、
遅い品種が毎回エサを取られてしまうことがあります。
できるだけ泳ぐ能力が近い品種同士で飼育すると、
餌の取り合いは起こりにくくなります。
■ 過密飼育を見直そう
水槽内に金魚が多すぎると、競争も激しくなります。
過密飼育では、
エサ不足になりやすい
ストレスが増える
水質悪化も早くなる
など、さまざまな問題が起こります。
餌の取り合いが激しい場合は、
飼育数が適正かどうかも確認してみましょう。

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■ 弱い個体は隔離して給餌する方法もある
病気の回復中や、明らかにやせている金魚がいる場合は、
一時的に隔離する方法もあります。
隔離すれば、
落ち着いて食べられる
栄養状態を改善できる
食欲の有無も確認しやすい
というメリットがあります。
体力が戻ったら、様子を見ながら
元の水槽へ戻すこともできます。
■ エサの与えすぎには注意
「食べられない子がいるから」といって、
必要以上にエサを増やすのは逆効果です。
余ったエサは、
の原因になります。
取り合いを解決したい場合はエサの量を増やすのではなく、
与え方を工夫することが大切です。
■ 餌の取り合いと「いじめ」は別問題
餌の時間だけ少し押し合う程度なら、自然な行動です。
しかし、
エサの時間以外も追い回す
ヒレをかじる
水槽の隅へ追いやる
ような場合は、単なる餌の取り合いではなく
「いじめ」が起きている可能性があります。
その場合は、
など、別の対策が必要になります。
■ 日頃の観察が一番の対策
毎日のエサやりは、健康チェックの時間でもあります。
観察するときは、
全員が食べているか
特定の個体だけ遅れていないか
食欲が落ちた個体はいないか
体型に変化はないか
を確認しましょう。
毎日見ていると、小さな変化にも気付きやすくなります。
■ 初心者におすすめの餌やりのコツ
初めて金魚を複数飼育する方は、
次のポイントを意識すると失敗しにくくなります。
エサは数か所へ分けて与える
少量ずつ与える
食べ終わるまで観察する
泳ぎの速さが違う品種は注意する
食べ残しは早めに取り除く
少し工夫するだけでも、餌の取り合いは
かなり軽減できます。
■ まとめ
金魚は食欲旺盛な魚なので、餌の取り合いが
起こること自体は珍しいことではありません。
しかし、毎回同じ個体だけが十分に食べられない状態が
続くと、栄養不足や体力低下につながる恐れがあります。
餌を複数か所に分けて与えたり、少量ずつ数回に分けたり、
泳ぐ速さが近い品種同士で飼育したりすることで、
多くの場合は改善が期待できます。
大切なのは、「全員がしっかり食べられているか」を
毎日の餌やりで観察することです。
少しの工夫と日々の観察を続けることで、
すべての金魚が安心して食事を楽しめる環境を
作ってあげましょう。

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