ちょうど、3号が昼寝して、ためていたビデオを消化していた。
すると「パーン」って言うような音がした。
きっと事故だ・・・と思ったけど、すぐにはベランダに出なかった。

少しして、やっぱり気になるから見てみようと思ってベランダに出た。
目の前の高校の校門付近にタオルで頭を拭いている男の子、野球部の男の子、門から車で出ようとした先生。
そして、ちょっとはなれたところにシルバーの軽の車を置いてあるいていたおばさん・・・。

やっぱり事故だったんだ、誰と誰が当たったかもすぐ分かった。
高校生の自転車はすごい形になってた
あるいてきたおばさんが、怪我している男の子に声をかけていた。
男の子はぺこぺこしていた。
そして、ほかの子に支えながら学校の方に入っていった。
そこでそのおばさん普通なら残るはず・・・。

なのに、車に戻り、左前のバンパーに傷でも言ったのか、確認して、運転席に乗った。
Σ( i ◇ i )えっ？　
私はベランダから、車のナンバーを確認した。
ちょうどその頃、ほかの先生たちがたくさん出てきて、怪我した男の子を連れて入った。
当然相手は???と思った先生が、おばさんを追いかけた。
でも、車に乗ったおばさん、そのまま走り去ったのだ

たとえ自転車が飛び出したとしても、車と自転車・・・車に全然責任無いわけなんてないのに。
ましてや、相手は高校生・・・。
「逃げるなよっ」ってベランダで小声で叫んだ私(大声では言えない小心者)。

どうなるんだ・・・と経過を見ていたら、警察がサイレン鳴らしてきた。
事故を目撃した野球部の男の子は事情を聞かれてた。
何故だかその場にいなかった先生も張り切って説明していたのは笑えた。

まあ、先生たちが逃げた車を見て「ナンバーは?」って言ってたから誰か見てた子がいたんだろうけど・・・。

それにしても、責任感の無いおばさんだ。
あんなおばさんになっちゃいけない・・・と思った。