きんまると、ハトの軍団
ハトの話です。川越の駅前で、山内さんと待ち合わせをしました。山内さんから、少し遅れるという連絡が入ったので、駅前の、歩道にいる、ハトを見ていました。3羽のハトが、逃げずにきんまるの、足元にいます。それどころか、なにか親しげに近づいてきます。ハトは、寒いせいか、まんまる、ぼさぼさにふくらんでいます。そのようすが、とっても可愛いです。にこにこして、ハトを見ていると、少しずつ、ハトの数が増えてきました。それを見た他のハトも、何かあるのかなあと、どんどん、よってきます。びゅーんと、飛んでくるハトもいます。いつの間にか、30羽ほどのハトがきんまるの周りを取り囲んでいます。それも、みんな、点々まなこできんまるのことを見ています。ビュワーと、北風がふいてきました。寒いので、マスクをかけようと思いました。ポケットから、マスクのはじを引っ張りだそうとしました。そのときです!30羽のハトが、一斉にどよめき、いそいそ、にこにこしたのです。そして、みんなで、きんまるに詰め寄ってきたのです。そうです、マスクを、餌の袋と勘違いしているのです。みんなの喜びは、頂点に達しています。あちこちで、嬉し羽ばたきをしています。こ、こまった~~!すると、三歳ぐらいの女の子を連れた、お母さんが通りかかりました。女の子は、「うぱららら、ハトー、うぱららら~!」と、ハトの集団を蹴散らしてしまいました。きんまるも、しめた!と、うぱらららの女の子に、蹴散らされた振りをして、その場から、エスケープしたのでした。♪ぽっぽっ、う~ぽっぽっ♪