本の発売前に、一部を公開します。
きょうは、きんまるが書いている、呼吸法の本の一部を発売前に、公開します。たとえば、こんなふうなことを書いています。・痛みをとる「脱力式呼吸法」 うっかりしていて、つま先をタンスの角などに、思い切りぶつけてしまうことがあります。あまりの痛さに、つま先を押さえ、「イツツツツ~ッ!」と、うずくまってしまいます。こんなことって、日常生活の中でたまにありますよね。 そんなときに、痛みをやわらげる呼吸法です。これは、子どものころに近所のおばあちゃんから教わった、〈おばあちゃんの知恵袋〉的呼吸法です。 やり方はこうです。普通はどこかをぶつけた瞬間、反射的に、「痛い!」といいながら、カラダを思い切り緊張させてしまいます。息も詰まっています。 この逆をやります。どこかをぶつけた瞬間、「い~~~~、た~~~~、い~~~~」といいながら、息を吐きます。吐くというより、口から息がもれる感じです。ポイントは、同時にカラダを思い切り脱力させることです。肩を落とし、背中を丸め、膝を曲げ、全身をグニャグニャにします。 あっというまに、激痛がうすれていきます。 人間は、痛みを感じた瞬間、本能的にカラダを緊張させて防御モードになります。ところが、カラダをぶつけたときのような痛みは、脱力したほうがやわらぐのです。 先人たちの経験と知恵から生まれた、この「脱力式呼吸法」は、とても効果があります。始めてこの呼吸法を試すときには、ぶつけた瞬間、「い~~~~、た~~~~、い~~~~」と、反応することに違和感があるとおもいます。「涙が出るほど痛いのに、そんな間抜けなことできるか!」という感じですよね。ところが、その効果を実感していただければ、次からは「い~~~~、た~~~~、い~~~~」を連発すること間違いなしです。これ、本当に効くんです。お薦めです。♪チャンチャン♪