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テーマ:映画館で観た映画(8781)
カテゴリ:映画
独裁者と呼ばれた朴正熙大統領が暗殺され、国中が混乱するなか、国民からは民主化の期待が高まっていた。 しかし、自分たちの地位を守ろうとするチョン・ドゥグァン保安司令官たち陸軍内の秘密組織「ハナ会」は、同年12月12日に軍事クーデターを決行する。無欲で誇りを持った軍人であるイ・テシンは、彼らの暴行を止めようと手を尽くすが、各部署に潜伏したハナ会のメンバーにより組織は上手く機能せず、行手を阻まれてしまう。 韓国で「粛軍クーデター」と呼ばれた実際の出来事を元に軍人たちの闘いをスリリングに描いた歴史大作である。 結果は決まってるのに、ひょっとして?なんて思ってしまうくらいスリリングでした。 韓国映画お得意の漢気ムンムンで熱くなりますし、正義が勝って欲しいと心から願ってしまいます。 もちろん、イ・テシン役のチョン・ウソンの真っ直ぐな軍人の演技のおかげもあると思いますが、 それを上回るチョン・ドゥグァンを演じるファン・ジョンミンの素晴らしい悪役演技。 めちゃくちゃ自分勝手だし、独裁者基質バリバリなんだけど、リーダーシップがあることだけは間違いない。 全く応援する気にはならないけど、この結果を招く説得力はあるという難しい役だったんですが、完璧でしたね。 観たらわかると思いますが、ビジュアル(禿げ上がり方)も見事でしたし。 こういう自国の暗い歴史もキチンと映画にするのは、韓国エンタメのスゴいところですよね。 綺麗事にしないで、偏った見方じゃなく、他の国の人が観ても引き込まれる作品に仕上げるのはさすがとしか言いようがないです。 韓国の歴史を知らなくても、なんだったら知らない方が楽しめる作品になっているので、ぜひ韓国エンタメの底力を楽しんでほしいです。 ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.17 00:00:20
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