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テーマ:映画館で観た映画(8784)
カテゴリ:映画
町工場で働く吉井は、実は転売屋として副業をしており、それなりの収入を得ていた。ある日工場で管理職への昇進を無理強いさせられてこともあり、転売屋を本業とすることを決意した彼は、自宅兼事務所として湖畔に家を借り、恋人の秋子とともに暮らし始めた。地元の青年・佐野を雇い、順調な暮らしが始まったかに見えたが、何者からか嫌がらせを受けるようになり、次第に仕事も、恋人との仲にも不穏な空気が漂い始める。 そして、謎の集団による、狩りのゲームが始まる。 まずは、面白いと思われる要素についてお伝えします。 知らない間に恨みを買ってるかもしれない怖さも、 個人情報を特定されてしまう恐ろしさもあり、 誰もが簡単にネットでビジネスができる現代社会の闇を浮き彫りにした設定。 主人公が追い詰められ、まさに狩り標的になってようなスリリングな展開。 誰が味方かわからないサスペンス的な要素もある。 そして、キャストも豪華で、今活躍中の旬な俳優が揃っている。 菅田将暉の普通みえるけど、人を見下してるような青年も上手かったし、 古川琴音の若干メンヘラな女も良かった。 先輩の窪田正孝も絶妙にウザくて拗らせてたし、工場の社長の荒川良々の不気味だった。 これだけの要素が揃っていれば、通常は大絶賛なんですけどね。 これはもう好みの問題、個人的な話です。 私はこの監督とあまり相性が良くないんだと思います。 「蛇の道」も、「クリーピー 偽りの隣人」も、同じで面白いはずなのに、全く没頭できなかったんですよ。 ずっと「ふーん」って感じで、物語を楽しむっていうより、観せられてるものを観てるって感覚ですかね。 なぜだろうと私なりに分析した結果、 それぞれの場面を淡々と描いていて、深みがないからじゃないだろうかと思うんです。 場面を繋いでる感じで余計な説明シーンもない、何が起こったかや、バックグランドなどはこちらで想像するべき作り方に思えるんです。 でも、私的には場面場面に想像を駆り立てるような魅力が感じられないんですよね。 私が単純、単細胞な観客なだけです。 これは私のブログなので、偏った好みに基づく意見になるのは、ご容赦ください。 冒頭にもあれだけ褒めた通り、普通に良作の要素は盛りだくさんです。 この監督の描写が好みだという方や、考察好きの方なんかは充分楽しめる作品だと思います。 ★★☆☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.23 00:00:16
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