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テーマ:映画館で観た映画(8801)
カテゴリ:映画
1641年、京の都では、民衆は大飢饉と蔓延する疫病のため苦しんでいた。川沿いには大量の死体が折り重なり、犯罪や暴力が蔓延っていた。 そんな民の苦しみをよそに、権力者たちは己の享楽のみを貪って生活を送っている。 そんな時代に才覚と類い稀なる剣の腕で、飄々と世の中を渡り歩いているように見えた蓮田兵衛は、実は腐った幕府を倒すことを密かに画策していた。 兵衛に見出され武術の才能を開花させた才蔵や、兵衛の人柄に惹かれた人々と共に、ついに一揆を起こすことを決意するが、そこにかつての友、元盗賊の骨皮道賢率いる幕府軍が立ちはだかる。 痛快時代劇アクションですね。 めちゃくちゃ面白くて、めちゃくちゃ熱かったです! 大泉洋はこういう役やったら、本当にハマりますね。 カッコ良かったなー。 こういう普段は軽薄で飄々としてるように見える男が、実は漢気があって大きなことをやり遂げるっていうのは観てて気持ちいいですよね。 アクションも見応えありましたよ。 才蔵役のなにわ男子の長尾謙杜はもちろんスピード感のある素晴らしいアクションでしたが、大泉洋もなかなかどうして殺陣が様になってました。 最後の戦闘シーンでは皆が傷つき倒れていき、それでも諦めずに一丸となって闘う、熱くて手に汗握るシーンで魅せられます。 そもそも原作の垣根涼介の時代小説も面白いんだと思うんです。 実は時代小説、時代劇って、ヒーローを描きやすいんですよね。 正直、多様化で複雑になった現代ではヒーローを誕生させるのってどう考えてもむずかしいじゃないですか。 不自由で、情報も少なかった時代だからこそ善悪もある程度はシンプルだし、詳細がわからないからこそヒーロー像を作り出しやすいんだと思います。 カッコいい男たちの熱いバトル、厳しい現実も描きながらの痛快時代劇アクションをぜひお楽しみいただきたいです。 ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.05.13 00:00:25
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