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2025.05.19
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カテゴリ:映画

ノーベル文学賞を受賞したボブ・デュランの若き日を描いた伝記映画。

お金もなく、ギターとわずかな荷物だけでニューヨークにやってきたボブは、尊敬する歌手のウディ・ガスリーが入院している病院に潜り込み、彼と彼の友人で同じく歌手のピート・シーガーの前で歌を披露する。彼の才能を確信したピートはなにかと彼の面倒をみることになる。恋人のシルヴィアや、デュエットをすることになる女性歌手のジョーン・バエズとも出会い、順調に人気を獲得したボブ。しかし、人々が作り上げた「フォーク界のプリンス」としての自分に違和感を感じはじめる。やがて、周りの期待に反して新しい音楽性を求めていく彼は、ついに1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルにて物議を醸し伝説となったステージを披露する。


私、彼には少し思うところというか、申し訳ないと思っていることがあるのです。

生けるレジェンド・ボブ・デュランが日本にやってくるということで話題になったコンサートに知り合いにご招待いただいていけることになりまして、喜び勇んで友人と参戦したのですが…

私も友人も全く彼のこと知らなかったんですよね…。すごい盲点でした。

映画観たらけっこう知ってる歌も多かったのに、あの日は一曲も知ってる!ってならなかった気がします。

有名な曲は、やらなかったのかな?

私たちが普段聴いてる音楽とは正反対で、とにかく穏やかに歌い上げるスタイル…それはまるで子守唄…。

きっと入れなかった人もいるだろうに、眠気と闘いながらの数時間でした。


そんな話はどうでもいいですね、すみません。

映画はというと、こちらは眠気とは無縁の音楽映画となっておりました。

「ウォンカとチョコレート工場」のときも思いましたが、ティモシー・シャラメは歌が上手いんですよ。

ものすごくボブ・デュランに寄せてはいるんですが、元々歌が上手くないとただのモノマネになっちゃうと思うんです。

自然にボブ青年が歌ってるように観てられたのは彼の上手さのおかげですね。


才能あるから許されるけど、まぁなかなかクソボブ野郎なんですよ。

それが映画で描かれても、あまりイラつかなかったのは、ティモシー・シャラメのキュートさゆえでしょうね。

また、音楽上のパートナー・ジョーンを演じたモニカ・バルバロのカリスマ性も良かったと思います。

伝記映画だから、先はわかってしまうし、ややもするとファン以外にはつまらないものになりがちですが、今作はキャストが皆んな素晴らしくて飽きずに観れました。

単純に音楽も楽しめましたしね。

ボブ・デュランのファンじゃなくても、充分楽しめる作品だったと思います。

★★★★☆








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最終更新日  2025.05.19 00:00:23
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