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カテゴリ:本
一色まことの「ピアノの森」を読みました。
とりあえず、君も読め! はっきり言って、設定も展開もよくあるパターンですよ。 劣悪な環境に生まれ育った自覚のない天才が、 優れた指導者を得て開眼し、その道を歩んでいく。 権威からは認められないが、一般には指示されている。 一方、サラブレッドで努力家の秀才。 傍から見るとこっちのほうが優れているように見えるが、 そうではないのは自分がいちばんわかっている。 ね、こういう設定っの話って、一つや二つ思い浮かびませんか? まあ、だからこそ「王道」とも言えるわけで、 王道の設定だからこそ下手に描くと、ありきたりのそしりをまぬがれないわけです。 主人公の天才児一ノ瀬海がピアノに目覚めていくのもよいのですが、 ワタクシとしては、それまで周りの期待に押されてピアノをやっていた 秀才の雨宮修平がカイとの出会いをきっかけに、 自分の意志でピアノを弾くようになっていくあたりが、かなりのツボでした。 カイのピアノは点数をつけると0点か100点、でも人の心を惹きつける。 一方修平のピアノは正確無比で誰がつけても満点だけど、何かが足りない。 話の中でも言われているように、コンクール用のピアノなんですよね。 それでも、全国一になるために正確無比なピアノを弾く良平に、 思わず瞳がうるうるしてしまいました。 いやー、ワタクシ昔っから、この手のタイプに弱いのですよ。 周りからはいちばんの実力者みたいに言われているのに、 決して主人公には勝てない努力家のライバルが。 しかも、成長した彼は、 とてもいい具合の眼鏡クンに(≧▽≦)!! ↑結局それかい(笑) しかし。惜しむらくはまたまたネットカフェで読んだので(笑)、 途中までしかおいてなかったこと。 続きが気になるよ~(>△<)! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月13日 06時08分04秒
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