きのきの☆シネマブレイク

2006/06/15(木)23:19

「セッション9」

映画(102)

数年前に雑誌で紹介されていて、とっても面白そうだったんだけど、 地元では公開されずに観ないまま忘れていたのが、ひょっこり見つけたので借りてきました。 精神病院の解体の仕事を請け負った業者の男たちが、 作業が進むに連れてだんだんとおかしくなっていく話です。 実在の精神病院が舞台らしいです。 怪しげな雰囲気もさることながら、アスベストだらけの現場なので、 間違っても足を踏み入れたくないですね。 通常なら1ヶ月ほどかけたいところを1週間で請け負ったのがそもそも無理な話。 業者の男たちも、和気あいあいとはいかず、初期段階ですでに不協和音が。 そのうちの一人のインテリが、昔の診察記録のテープを見つけます。 多重人格の症例のテープなんですが、それがけっこう面白くて、 理由をつけては一人になってテープを聴くのにはまっていきます。 ヒゲの男は作業中に銀貨を見つけ、いろいろ探っていく内に、 患者から没収した財産を見つけて夜中に取りに来たり……。 主人公の家庭の事情については、けっこう早い内に予想がつくんですが、 それでも面白かったです。 閉塞的な状況の中で、だんだん壊れていく話が好きなので(笑)。 もう一つのラストも収録されてたんですけど、そっちは何か笑えるので、 公開版のラストで正解だと思います。 映画館で観たら、かなり怖かっただろうなぁ。

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