娘の高校の卒業式
娘の高校の卒業式に行ってきた。あまり期待していなかったのだけど、良くて感動した。まず校長の話。数日前、もう授業のなくなった3年生が校長がお昼を食べに出ようとしていた時に裏門あたりで数人、バスケットボールをやっていた。校長は運動しててよろしいことだと思って通ろうとしたが生徒は気が付いてバスケットを止めた。その時その場所で運動して悪いわけではないのだが、何か気を使って止めたのだろう。細かい話だが、若者が傍若無人になって、訳もなく他人を見下す傾向にあるという本も話題になっていたし、うちの高校の生徒の大人やら色んなことに気を使って行動してる姿は、もっと褒めてやれることなんじゃないか、というような内容。卒業式に大上段に構えた話がされがちだけど、期待を裏切られて面白いし、その高校の普通の感じが現れていて良かった。呼名に後ろの親の方を向いて元気よく返事をしてくれたり、同窓会長の言葉に数人が、はいっと返事をしたり(これは仕込みっぽかったかな)答辞の男の子が図体に似合わず泣きながら読むなど、ちょっと感銘を受けた。それでいつもまじめに保護者会などにもでやしなかったんだけど、謝恩会で、やーいい高校でしたねーなんて言ったら、全身からいいひとオーラが出ている担任に「今頃ですか」と突っ込まれました。